ネタバレです。「行くよ、加奈子・・一緒に逃げるよ」直美は逞しい。
9話
ホテル
加奈子に裏切られた・・と、ショックを受ける直美(広末涼子)は部屋を出て行く。
ただならぬ気配の2人に驚く林竜輝。
途方に暮れる林竜輝(佐藤隆太・二役)に別れを告げ、ホテルを立ち去る加奈子(内田有紀)。
直美に電話しても、出てくれない。誤解を解きたい加奈子。
林を呼び出す直美は、「あなたに日本にいてもらっては困る」と、言う。
「お願いがあります。2人・・仲直りして下さい。」
加奈子の辛い顔は見たくない、と言う林。
産婦人科で妊娠を告げられる加奈子。
興信所
三枝(前川泰之)と直美の家で、違法に盗聴した音声を聞く陽子(吉田羊)。
「達郎がいない」と、言葉の意味を考える。
林竜輝は以前、李朱美(高畑淳子)の会社で働いていた、と話す。
順子の家
「人間、忘れるから生きていける」
順子の言葉を聞いて、加奈子を思う直美。
夫の浮気を思いだし、辛くなった順子だった。
忘れた方が楽・・と言う順子ね。
上海行きのチケットを購入、林に電話して
「明日、空港で待ち合わせましょう・・」と、告げる直美。
空港
林に会いに行く途中、陽子と三枝がいるのに気が付く直美。
空港の喫茶店で林竜輝を見つけ、驚く陽子。
「達郎!良かった・・」
陽子に驚き、慌てる林。
落ちてたパスポートで、林竜輝であり、達郎ではない、と気が付く陽子。
陽子は林を追いかけるが・・見失ってしまう。
「直美と加奈子は・・林竜輝を替え玉に使ってる。達郎が・・失踪したようにみせかけている。じゃあ、達郎はどこに?」
無言電話を受け、
「達郎なの?話したい」と言う陽子。
陽子にバレてしまい、林に、「また、連絡するからホテルに戻って」と、告げる直美。
マンションに戻り、「林さんと会った事がなぜ、陽子さんにバレてしまったのか・・」と、考える直美。
部屋にある盗聴器を発見する。
無言電話の相手を達郎と思い、公園で待ち続ける陽子は突然、襲われる。
三枝に助けられる陽子は、達郎はDV男・・と知る。
達郎の元同僚の女性は、交際中にDVを受けて通院していた。
達郎に人生を壊された・・と、復讐していた女性だった。
銀行が達郎の横領をもみ消した事を怒り、噂も広めていた。
直美たちとは全然、関係ない人だったんです。
「達郎が暴力を・・」
加奈子の顔にアザがあったのを思い出す陽子。
仕事中、朱美が百貨店にやってくる。
「白井さん(加奈子)いないと私、困る・・あなた、来ないと私、困る」
2人が仲直りしてくれないと困る・・と、怒る朱美。
「加奈子は私に嘘をついた・・もう、信じられない」
「がっかりです。あなた、私の妹、失格です!」と、言う朱美。
「じゃあ、信頼してる人から、裏切られたらどうしますか?」と、質問する直美。
「絶対、許さないのことよ。私、逃げ隠れしない。文句、直接言う。向こう、悪かったら謝るのことよ」
「それでも・・許せなかったら?」
「損か、得か考える。許せなくても得になるなら、私、つきあう。仲直りしないと・・あなた損するね」
林の事を陽子に知られた、と指摘する朱美。
マンション
陽子と三枝が、マンションの防犯カメラを見た・・と知る加奈子。
データは本社にあり、事件性が高いので見せる事になった。
達郎が帰宅した金曜の夜、加奈子と直美が大きなバッグを運び出している映像を見る陽子、三枝。
帰宅後、運び出した荷物は持っていない。
その後、達郎は防犯カメラに映っていない・・と、衝撃を受ける陽子。
直美の家に行き、陽子が防犯カメラの映像を見た事。
達郎を運び出した事もいずれ、バレてしまう・・と、教える加奈子。
「早く逃げて・・直美には絶対、捕まって欲しくない」
加奈子が妊娠してると知り、驚愕する直美。
「ピルを切らしてた日、強引に達郎さんの相手をさせられて・・」と、言う加奈子。
「私、生むよ。達郎さんはもういない。子供の前で暴力をふるう父親はいないの。この子は・・私の子・・」
子供を生んで育てる事が、加奈子の夢だった。
「捕まる訳にはいかないの・・ごめんね。このまま直美を、私の自分勝手に巻き込む訳にはいかないの・・。私がいると・・足手まといになる。直美・・ありがとう・・必ず、逃げ切って・・」
泣きながら、直美に言う加奈子。
退職願いを書いて決意する直美。
加奈子のマンション
話があるの・・と、待っていた陽子。
達郎からDVを受け、直美と殺した事。林竜輝を替え玉にしていた・・と、指摘する陽子。
「チャンスをあげる。自殺させてあげる」
今、死ねば夫が失踪した悲劇の妻で終わる。
裁判になれば、達郎のDVが明らかになり、両親がまた、苦しむ・・と、言う陽子。
「死んでちょうだい!」と、加奈子に迫る陽子。
「私は・・達郎さんを殺していません・・」と、シラを切る加奈子。
直美と一緒に達郎を殺したのでしょう、と激怒する陽子。
「ごめんなさい・・私には・・何のことだかわかりません・・」
陽子に言う加奈子。
加奈子の頬を叩き、「チャンスを棒に振るのね・・」と、怒る陽子。
翌日
荷物を詰め、家を出る覚悟の加奈子。
そこへ直美が来る。
「行くよ、加奈子・・一緒に逃げるよ。・・それに、逃げて子供生んで、どうやって1人で育てるの?私も一緒に育てる」と、言う直美。
「生まれた子供が大きくなって・・父親の事、聞かれたら・・嘘つくんでしょ。嘘つくんだったら・・その嘘がほんとになるくらいの覚悟をもって、つきとおさないとダメ」
直美の言葉に涙を流す加奈子。
「李社長が協力してくれるか、わからない。でも、それに賭けるしかない」と、言う直美。
マンションの外に出ると、刑事の鍋島(モロ師岡)が2人の前に現れる。
警察に通報していた陽子・・。
感想
「これは運命なんだよ」
直美の言葉がすごく頼もしいですね。
ついに刑事に捕まってしまう直美たちでしょうか。
まだ、証拠は出ていないはずなので、逃げ切れると予想。
きっと、朱美が2人に協力して助けてくれるでしょう。
当然、2人を上海に逃がす朱美だと思います。
林竜輝は、加奈子を悲しませたくないため、静かに帰ったと思います。
もしかすると、朱美の上海支店で3人で働く展開なのかなあ(^_^;)
殺人は良くないことだけど、これはドラマなので2人に逃げて欲しいですね。
緊張感がいっぱい、久しぶりに毎週、楽しみな作品です。
今後もこんなドラマを見たいですね。
朱美の言葉、「損か得か・・得になるなら付き合う」と、ハッキリ言うのが面白かったです。
中国人から見たら、日本人は細かい事で、クヨクヨしてるって思ってるんでしょうか(^_^;)
陽子の顔が益々、怖くなってますね。