情報が氾濫しすぎてる世界も怖いけれど、無知なのも怖いですね。今のように病気のことがもっと広くに伝わっていれば・・。
2015年製作・G・日本・フランス・ドイツ合作・113分
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
どら焼き屋・雇われ店長・千太郎(永瀬正敏)は1人で働いていた。
ある日、働かせてほしい、と懇願する老女・徳江(樹木希林)が店に来る。
こんな内容です。
高齢者だし、仕事も大変・・と、断っていた千太郎です。
でも、彼女の強い願いと手作りの粒あんの美味しさに惹かれ、雇うことに。
すぐに徳江の粒あんどら焼きは人気となり、店も大繁盛。
けれど、徳江はハンセン病を患っている・・と、噂になり客も減ってしまいます。
徳江の粒あんを気に入っている千太郎は悩みます。
そんな千太郎の思いを知り、自ら店を去る徳江。
そんな徳江を知るお客でもある女子高校生・ワカナ(内田伽羅)と一緒に徳江を訪ねていく千太郎。
ハンセン病のことは当時、正確な情報も少なく千太郎だけでなく徳江もよくわかっていないようす。
だから責められても何も答えられないのが悔しい。
感染力は弱く、早期治療で治るようです。
日常生活で感染する可能性は低いのに隔離されたり、差別が酷かったようです。
千太郎とワカナは徳江を通して、人々の病気に対する誤解や、食べ物を大切にして作る、という基本的なことも教わります。
そんな様子を淡々と、しかも樹木希林の自然体の演技で表現されているホッコリする作品です。
未視聴の方、おすすめ。
ネットフリックス視聴、プライムビデオでは有料でした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)