厨房では、今日も戦争の前の静かな戦いが始まっていた。
伴(松本潤)は仲間とにんにくのみじん切りの早さと勝負するも香取(佐藤隆太)から
「お前、アホか?」とスピードを競うわけじゃないと怒鳴られる。
「お前は俺のアシスタント!俺に認められなきゃ上に上がれない」と、言われ悔しいが耐えて従う。(悔しくも頑張る伴が健気)オーナーシェフ(市村正親)はそんな伴を見守る。
ランチタイムとともに厨房にも戦争が始まり、伴は香取の思うように手伝えない。(用意する皿も違うし準備も遅い)
「厨房はレストランのエンジンだ!誰かひとりがとまればみんな止まる!」と副料理長の桑原(佐々木蔵之介)から言われる伴。
野菜の準備も終えていない伴は、香取の作るパスタの皿すら出せなかった。
あきらかに伴の動きは厨房を乱していた。
香取の言葉が理解出来ずに蹴られてしまう伴...
「お前、いねえ方がいい!」
伴の恋人恵理(吹石一恵)は就職したものの、伴からの連絡が来ない事を心配する。
前菜担当のあすか(香里奈)のまかないパスタを作る横顔に吸い寄せられる伴は冷たくされる。
「自分は使えない」と理解してる伴は給仕長(北村一樹)に泣き言をいう。
まかないを皆に出すあすかのパスタは認められる。
(伴の「うまか..」の言葉が切な気でもあり柔らかい表情)
自分の何がいけないのか?わからない伴。あすかに
「アンタの事ムカついてる!」と言われる。
前菜担当のあすかはパスタのポジションを狙っている。彼女に愚痴をこぼし、アドバイスをもらう伴。
(メニューを学び、先輩香取の手伝いを思いつく)
伴は香取の作る料理の皿を用意よく出し、材料も手際良く出す。香取にエビの用意を言われ、素早く出すも怒られる。
(あそこでガッツの笑顔はダメでしょ)
突然のメニュー変更に戸惑う伴を叱る香取...必死にカニを捌く。
(悔しそうであり、真剣な表情がリアル)
指を切る伴...「病院へ行け!」と言われるも
「嫌だ!まだ、やれます」と悔しそう、痛みをこらえて
「お願いします、絶対追いついてみせます。まだ働ける」にあすかに頬を叩かれる。
「厨房は戦場のように忙しいが、ここは人間の働く場!」と言われ、皆に見守られ病院に行く伴。
病院で恋人恵理からの沢山のメールに涙を流す。
(負けないつもりでも恵理の優しさについ..涙する伴にうるうる)
恵理と電話で話、強気を見せる。恵理もそんな伴を理解している。
病院で指を縫われる伴は、厨房の仲間がよく病院に来てることを知る。
「自分はまだそこまで必要とされていない...」という彼は寂し気に歩く。シェフは
「戻ってくるか?」と美幸(内田有紀)と話す。
「自分が必要とされていないのを知って戻るのも大事であり、逃げないことが大切」シェフは彼が戻ってくるのを期待して待つ...。
恋人、恵理は
「何故、辛い東京に修行に行かせたの?」とシェフに聞き、
「悔しさ、負けたくない気持ちから逃げることは簡単、男は初めから男じゃない」自分の力で男になるという。
負けたままでは悔しいと「絶対、認めさせる!」と伴は決意し、店に戻る。
厨房に戻り皆に謝る彼、手にビニールを被せ皿洗いをする。
「指切ったくらいで大げさだ!」と呟く香取に...給仕長は..。
(たぶん、ここで伴を認め始めた事に気がついた様子の給仕長だと思う)
賭けは給仕長の一人勝ちだった。(伴は店に残るから)
シェフに言われ店の寮のような部屋に案内される。(仲間の雅司の部屋)
雅司から「週末はあの倍以上忙しい」と知り驚く伴...。
感想
必死に「負けない!まだ頑張れる!」その気持ちいっぱいの伴に感動の2話でした。カニを捌くシーンでは「あー!やっぱりやった!」っと指を切ってしまう...
恋人恵理に意地を張り、泣き言をいわないけれど、彼女はちゃんと理解してる。
いつもシェフは優しく彼を見守る。厨房の仲間も次第に彼の頑張りを認めてくれそう。
「ここで帰るわけにはいかない!」って態度がいいよ〜バンビ〜ノ!♪
目が離せない展開のドラマです。