ルッカのあらすじ園

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「篤姫」34回

天璋院からの視点で描かれてるので和宮の本当の気持ちはどうなのか、ちょっと気になりました。あまり表情を出さない和宮ですね。フジTV「大奥」での和宮を想い出します。家茂との仲はとても良かったそうです。安藤を叱りつける天璋院も迫力ありました。

 

 

 

「公家と武家視聴率 26.4 % あらすじ&感想

 

仁孝天皇第八皇女・和宮・・天皇の娘が将軍の妻として関東へ向かう、これは日本の歴史始まって以来の出来事でした。

幕府との婚儀に反対の孝明天応を動かしたのは攘夷。和宮の縁組みが決まれば、幕府との攘夷も決まる・・と、岩倉具視はいう。

攘夷とは?外国を追い払って国内に入れないことである。

和宮は「幕府に攘夷を実行させるという使命」をせおい、江戸へやってくることになる。

 

天璋院は、御台所になる和宮のために部屋をあけ、壁、畳、障子、襖などもすべて新しくする。身の回りの物も新調する。

それを眺めて嬉しそうな天璋院、満足げである。滝山がもってきた、朝廷からの五箇条をうけとる天璋院は驚く。

 

重野が読むと・・

「輿入れのときも万事、御所風を守る・・」とあり、滝山たちも驚く。武家である将軍家に嫁ぐのに、「御所風を守る」とは!しかし天璋院

和宮さまには、あれほど嫌っていた東へのお嫁入り。心細くもありましょう。」と、今までにないことなので「どっしりと構えよ」と、天璋院

滝山は不安そうな表情である。

 

孝明天皇は妹・和宮にいう。

「家茂に伝えよ。そなたが嫁いだからには公武合体がなり、攘夷が叶うことを祈っている」と。

 

江戸城・大奥・新座敷

天璋院が家茂にいう。

和宮さまは尼になっても拒みたい!との思いで輿入れを決意したのです。その気持ちを尊重しましょう。」同じ考えの家茂だった。

かつては天璋院も同じように使命を持ち、将軍家に嫁いできた。それを理解する天璋院だが、心配があった。

 

「幕府が朝廷とかわした約束、攘夷をわずか10年たらずで叶うとは思えない」とのこと。家茂は

「攘夷そのものが難しいかと・・」と、言う。

開国の流れは引き戻せない、それを心配する2人。それでも家茂は

「今、出来ることを考えましょう」と、天璋院を励ます。

前向きな家茂なのだわー。

 

11月15日、江戸城内の清水家に到着する和宮

安心する天璋院だが、滝山の顔は暗い・・早くも問題発生!

清水家のものが挨拶にくると、和宮と、生母・観行院は扇子で顔を隠す。顔を見せているのは庭田嗣子のみ。

え?身分の低い人には顔を見せないつもり?

着物を用意したものの、「こちらはすべて御所風に!」と、

武家の装束など無用!」と、庭田嗣子はいう。

食事も江戸風はあわない!と、拒否する。それを驚く天璋院。道中でもトラブルがあった。

 

薩摩

”誠忠組”のものたちがやり場のない怒りでいた。

有馬新七は怒る!幕府は陰謀で朝廷と婚儀を無理強いする!と。「和宮さまは人質」とも。

忠教は、島津久光となり「国父」と呼ばれていた。不満をもらす有馬新七

大久保の突然の出世も気に入らない様子の”誠忠組”たち。

 

帯刀は久光にいう。

このまま公武合体がすすめば、幕府は朝廷のいいなりとなり、無謀な攘夷実行に突き進む!間違いない!と。

斉彬は、外国と同等の力のある国を作ろう、といった・・しかし、このままでは日本のまつりごとに加わることも不可能!と、いう。

まつりごとを一心しようと帯刀の言葉、大久保も「今こそ!」に

「幕政改革のときか?都にいく!」と、断言する久光。

 

大久保たちは頼む、奄美大島にいる西郷を呼び戻してほしい・・と。斉彬も信頼してた西郷を呼び戻す久光。

やっと動く久光なのですね!

「京へのぼるには西郷の力抜きでは考えられません」と、帯刀は言う。

 

江戸

和宮江戸城に入る。

部屋へ入り驚く和宮たち・・新調した身の回りのものが置いてあった。不満そうな表情の庭田たち。

家茂との婚儀は2月と決定する。天璋院はぶじ、和宮江戸城入りを喜ぶ。

滝山は、家茂・和宮との対面で位負けしないことを願っていた。

 

庭田嗣子、和宮に「身分の違い」を忘れないように!言い、観行院は

「東の代官に嫁ぐなど、ほんに哀れなこと・・」と、嘆いている。

「その代官は、鬼とも蛇とも!」と、言う。驚く観行院。和宮は無表情である。

 

家茂、和宮との対面の日

家茂は上座、和宮は横にいる。(装束は御所風である)

重野、庭田嗣子らが見守る中、挨拶、会話する2人。

道中のことを話す家茂、ちらりと上目遣いで家茂を見る和宮・・対面が終わり、歩きながら和宮は、柔らかい表情でつぶやく。

「鬼などではなかった・・」と。

家茂を気に入った様子の和宮である。

 

天璋院は無事、対面がすんだことを喜ぶ。次は天璋院和宮との対面である。

滝山は天璋院に説明する。

「姑である天璋院さまが上座、和宮さまには下座に座って頂きます」

「それで良いのか?」の天璋院に滝山は

「それが武家のしきたりにございます」と、いう。驚く天璋院

 

対面当日、天璋院には敷物があったが、和宮の位置には敷物が用意されていない。

驚き心配する天璋院だが・・すぐに和宮がはいってくる。

天璋院はそのまま自分の位置に座る・・部屋に入る前、観行院が驚く。

(敷物が用意されていない、天璋院が上座に座っている)

 

部屋へ入る和宮に滝山は説明する

「こちらへご着座くださりませ」と、下座を示すが、庭田嗣子が声を上げて驚く。

「これはまた、なんてことを!宮さんが下座。しかも敷物もない!」に、天璋院

「失礼であった」と、敷物から離れ、和宮へ敷物を譲る・・と!

「いや、そんな!一度ひいたものを使えますか?」と、驚愕の観行院。

「宮さん、これが江戸風やそうな・・言われたとこに座って下さい」に、和宮はやっと敷物なしの下座につく。

ピリピリムードの大奥である。和宮はずっと無表情である。

 

天璋院

「あれで良かったのか・・私が上座にすわるのは姑では当然のこと。しかし宮さまに敷物がなかったというのは・・」に滝山はいう。

「なにがでございますか?良いのでございます!嫁、姑の間ならば当然のこと!お気になさることではございません。」重野、まわりもうなずく。

 

そこへ連絡が入る。和宮たち一行、「朝廷のご意向がないがしろにされている」と。

「やはり先ほどの一件じゃなぁ・・」と、天璋院はつぶやく。

「しきたりはしきたり!悔しがる方がおかしゅうございます。」と、滝山。

そうよ、結婚するのだから公家などという問題じゃないわー。郷に入っては郷に従え!だと思う。

 

そこへ和宮から天璋院へのおみやげが届く。これが・・「天璋院へ」と、呼び捨てである。

「さまも付けずに呼び捨てとは!」と、驚く重野たち。習わしの違いではなく、礼節の根本を欠いています!と重野もいう。

「何かの手違いかも?」と、天璋院に滝山は「手違いなどではございません。」と、キッパリいう。困惑する天璋院・・

 

さて〜ここからざっくり書いていきます(^^ゞ

年が明け、江戸方、京方との争いが続いている。

廊下であうと、どちらが道を譲る?とか・・このあたりは日本史サスペンス劇場版あらすじでも書きましたが、京方は御所では、天皇のお許しがないと足袋がはけない習慣があるようで・・それを笑われたりした様子です。

 

和宮は、江戸城無血開城〜の時、天璋院とともに帝へ手紙を送ったり、色々と手を尽くしてくれた人物です。

詳細は、日本史サスペンス劇場版あらすじの1、2にて書いてあります。

これでもめる江戸方、京方ですが、和宮が兄・帝に手紙を書き〜帝からも天璋院に手紙が来て「和宮の待遇改善命令」・・となるようです。大河ドラマ版はわかりませんが。

 

女中たちは京方の悪口をいい、天璋院に聞かれ怒られる。

「やられたら、やりかえす!などとしてはならぬ。」

ここは大人で賢い天璋院です。

 

女中の1人が天璋院に愚痴をこぼしにくる・・京方の庭田嗣子に嫌みをいわれる。

「江戸側のお茶たくには足がない。不細工なもの!宮さんの目障り」とのことで、江戸のものはすべて納戸へしまわれてしまう。

せっかく用意したものを・・がっかりする天璋院は考える。家茂が知れば心痛める・・と。

 

滝山にいわれる天璋院

「公方さまは、先日 自ら帝に証文を送ったとのこと。」

老中の安藤信正は攘夷を叫ぶものたちが、

「幕府は和宮さまを人質にとり、まつりごとを我がものにしようと企んでいる・・」これをしない!ということを帝に誓った家茂。

 

将軍自ら、証文を書くようなことは今までなかった。けれど、安藤たちが頑張ったものの〜岩倉具視が「公方さま、ご直筆のもので」帝の怒りをとくにはこれしか方法はない・・と、言われてしまう。

 

これを怒る天璋院

「幕府はそれしきのことも拒めぬのか! そちたちのやることは、いつもそうじゃ。まつりごとをあずかり、国動かす者としての気骨はないのか。意地は!誇りは!信念は!その点・・井伊大老は立派であった。やり方はともあれ、こうと談ずる気概とそれを貫く力があった。そちはおのれが腑抜けであることを知り、それを天に向かって恥じるがよい。」と、安藤に強くいう。

 

井伊大老のやり方には疑問があったけれど、一本筋が通ってる感じであり、この安藤たちが情けない天璋院だったのでしょう。帝のいいなりのような感じだし。

それを笑う家茂、「安藤があまりにもかわいそう」と。

けれど、家茂は天璋院

「悔しい」に証文をたてまつると最後に決めたのは自分であり、公武合体をいかすためにも、ふたごころないことを示したのですね。疑心のないことを。

天下太平のためなら、証文などたいしたことはない!と、家茂。

 

この言葉に天璋院、重野は言葉を失う。

「母上、わたくしは徳川将軍家を汚したのでしょうか・・」と、つぶやく。

「そのようなことはございません、公方様はいま、公方さまにしか出来ないことをしてるのです。よくぞご決心なさいました。」と、天璋院

すべて、国を思い将来を考えてる家茂ですね。

「わたくしは、わたくしがやるべきことを、やらねばならんかもしれんのぅ」と、天璋院は突然、和宮の部屋にいく。

 

大奥の女中たち、京方の言い分に悔しい思いで泣いていた。

のんびりと俳句でも書いていた京方、突然の天璋院の訪問に驚く。ここでまず、天璋院は先日の対面のときに、和宮に敷物がなかったことを謝る。

上座について、敷物がなかったこと。これと家臣も邪念などないことをいう。

天璋院が頭をさげ、謝ったので庭田嗣子、観行院も納得、喜ぶ・・が!

 

「しかしながら、いかなる事情があろうと、和宮さまは徳川の人間となるのは間違いのないこと。宮家も武家もありませぬ。かした以上はその家のしきたりに従い、姑を母とたてるのが当然のことにございます。でなければ、家中が乱れます。

宮様も、相当なるお覚悟の上で江戸へいらしたとお聞きしております。かつては・・私も同じにございました。

わたくしも和宮様も同様、徳川家を盛り立て、子々孫々へと引き継いでいくのが役目にございます。

おなごが覚悟を決めたからには、ここからは、一本道を歩んでゆくのみにございます。(中略)

とにもかくにも、これからは、このわたくしが姑としてご指南つかまつりますので、万事ご安心くださいませ。

まずは取り急ぎ、申すべきことを申しました。本日はこれにて・・。」

 

家茂のことをも言う天璋院和宮は家茂のことを言われたときにだけ、表情が動いた気がしました。うるさく文句を言ってるのは庭田嗣子、観行院であり、和宮はなにも話していない・・本当にそう思っているのかな?

かなり家茂を気に入ってる様子だったし・・

 

天璋院が部屋を出ようとするとき、庭田嗣子が「お待ちください!」に天璋院

「ひかえよ!・・庭田どのとやら・・」

「何でございましょう?」と、気合いバリバリ!やる気満々!って顔!

天璋院は余裕の笑顔で

「なんとも、すてきな御髪にございますねぇ・・」

これには庭田もびっくり、拍子抜けで何も言えず。天璋院の勝ちでしたね^^♪

飴とムチを使いこなしたような印象でした。

 

重野、「胸がすっといたしました」と、笑顔、天璋院も「わたくしもじゃ」と、笑う2人。重野はこれで婚儀が流れては・・と、心配するけど、天璋院江戸城まできている和宮、それだけの覚悟が出来ている。揉めることはあってもやめることはない!と断言する。

 

「しきたりに従い、姑をたてよ」と、ブツブツと文句をいう庭田、観行院に和宮

「静かにせよ」と、何か考えてる。

やはり覚悟を決めてる様子の和宮なのだと思いました。

 

文久2年(1862)1月15日・江戸城・坂下門・外

和宮の婚儀に反対している水戸浪士たちが・・老中・安藤信正が襲われる。

命だけは助かった。幕府の威信はさらに傷つく。

 

「西郷が帰ってくる!」と、喜ぶ大久保たち。

有馬新七、大久保が帯刀を利用、1人出世する気か?と、”誠忠組”とは違う別の集まりを作る!と言い出す。

大久保は、まだ他の仲間に言えないことがあり、それを怒る有馬。

でも「隠し事は好かん」と、有馬なのでした。西郷と久しぶりの対面をする大久保、帯刀・・

 

家茂、和宮の婚儀も行われる。

新しい家族を迎える天璋院は、新たな思いを胸に抱く・・

 

感想

公家と武家ではしきたりも言葉もすべて違うだろうし、大変な事だったのでしょうね。天皇の妹なのだし。

意外と展開が早かったですね。次回は家茂&和宮、初のお渡りとなりますが〜懐に刀を隠していた和宮?これ、「大奥」で見たような記憶が・・刀ではないはず。

家茂は和宮に「攘夷の実行は叶いますまい」と、出来ないことを示唆?驚く和宮でしょう。