まさに怪物な容堂の言葉、態度でした。武市を憎みながらも、上士にするとは何を企んでるのか。近藤正臣さんの演技も迫力ありました。龍馬と佐那の別れは感動でウルウル。
「怪物、容堂」あらすじと感想 視聴率 21.8%
龍馬はジョン万次郎を紹介され、勝麟太郎(勝海舟)の弟子にしてもらう。
このジョン万次郎って、14才で遭難〜孤島での生活143日目、アメリカの捕鯨船に救われたようです。捕鯨船の船長は万次郎をアメリカへ連れて行く。
10年、異国で育ち知識と技術を学び、日本に帰国。英会話の本を製作。
ウィキペディアでは、15才で遭難〜5日半の漂流と書いてあります。
勝麟太郎と龍馬は、地球儀を持って日本中、藩主を説得・・海軍のための訓練生が欲しいので協力を求める。これで集まったのかな。
千葉道場で別れの挨拶する龍馬と、佐那の勝負はジーンと来ました。
もう、江戸には戻ってこない。大阪で海軍のために活動する龍馬だから、最後に佐那との試合を申し込む。
「その腕がいつか、龍馬さんを助けるでしょう。」と、佐那。
「この恩は忘れません。」と、龍馬。
このバックに流れる音楽がステキでした。
千葉道場にお辞儀する龍馬は、「もう、戻らない」と、心に決めての挨拶だったんでしょうね。
佐那はその後、父に「誰とも結婚しません。」と、決意表明。
この時代、結婚しない!と、決めるのは相当な決意と、勇気が必要だったと想います。それだけ、佐那の決意は固く、そして龍馬への想いも大きかったのでしょう。確か、9年・・龍馬を想い続けたと言ってました。
人斬り以蔵、殺されてしまったのかと驚きでした。
あれは、自分が殺される夢を見るほど、追い詰められていた以蔵なんでしょう。心支えてくれる女性がいても、武市には断れない以蔵がかわいそうでした。
あの時代、1度手を染めてしまったらもう、反抗すれば殺されてしまう以蔵かも。
でも、武市は以蔵を利用しながらも、自分の妻には手紙なんて書くのは優しいですね。ちょっと、意外でびっくりでした。
仲間にも「人斬り以蔵」と、知られてしまって。
弥太郎!これまた(笑)
武士でありつつ、商売で出世する!と、言ったものの〜木材がうまく売れず、龍馬・兄の権平に売りつけて。
これを買ってくれる権平も太っ腹です。一儲けなんて、そんな簡単にはいかない弥太郎ですね。でも、あれだけの口があれば、ある意味「営業トーク」としては、合格なのかも。
後半、勝麟太郎(勝海舟)と一緒に、土佐藩主の山内容堂(近藤正臣)と会い、
様子を見ながら、龍馬の立場(脱藩したこと)をいわず、海軍への訓練生を求める話、ドキドキでした。
脱藩したやつは許さない、自分への裏切りであり、土佐への裏切りと怒る山内容堂。
驚いたのは
「わしは日本のため、帝のため、大殿さま・土佐藩主(山内容堂)のため、働いてる。」と、調子に乗ってる奴もいると容堂の言葉。
これ、龍馬のことかな?と、想ったら・・・
「もしかしてその男は・・武市半平太では?」と、勝。
「さすが、勝殿、よう、ご存じじゃ。」
「私には、武市半平太は忠義一途のご家来衆の1人かと・・」と、勝。
「土佐ではのぅ、下士は犬猫同然なのじゃ。下司の分際で藩を動かそうなど・・虫ずが走る。口ではわしのためと言ってるが・・武市はわしの支えじゃった吉田東洋を闇討ちにしたのじゃ。そんな輩を許してええと思うか?おぬし!」と、龍馬をみる容堂。
「恐れながら・・武市半平太は謹慎中だった大殿さまをお救いする大儀のため・・武市殿はただただ、大殿さまに忠義を尽くされてるのでは・・」と、武市をかばう龍馬。
これに容堂が
「よーー知っちゅうのぅ。まるで土佐もんのようじゃ。」
これに慌てて、勝がフォロー。龍馬が脱藩した者!と、ばれないように話を切り替えるのだわ。
ここは緊張の瞬間でした。本当に容堂は怖い。
武市のこと、そんな風に思ってたとは。確かに、容堂の支えだったあの吉田東洋を暗殺させたのは武市だものね。
「邪魔なものは殺せ。」と、武市のやり方だから。
すごく驚いたのは、この裏で容堂の許可、武市半平太が上士となり、京に行くという。感激の武市。これで容堂の言葉ひとつで「下士」から「上士」になれた武市なんですね。でも容堂は
「上り坂もここまでじゃ・・武市。」と、いう。
予告ではなんだか・・危ないシーンがあり嫌な予感も。大殿・容堂に感謝する武市なのに〜どうなるんでしょう。