ルッカのあらすじ園

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「龍馬伝」27話 絶縁状 あらすじと感想

龍馬がご飯を食べるシーンでもウルウルと感動でした。あそこまでの大芝居をして武市に残された道は切腹?以蔵は人を殺してるので・・あのまま首斬りなのかな。毒入り饅頭を食べた方が良かったのか、それとも・・

 

龍馬伝NHK 大河ドラマ

坂本龍馬   福山雅治

岩崎弥太郎  香川照之

武市半平太  大森南朋

坂本乙女   寺島しのぶ

吉田東洋   田中泯

岡田以蔵   佐藤健 

勝海舟    武田鉄矢

西郷隆盛   高橋克美

 

 

第27回「龍馬の大芝居」 視聴率 17.3%

 

神戸の海軍操練所が閉鎖で、龍馬たちは今後の人生について悩む。

勝がすすめてくれた薩摩の西郷の所へいくか・・迷う龍馬。これをみんなに話すけど「俺たちに薩摩に入れと?」と、怒るの。

 

やり場のない怒りですね。

龍馬が悪いわけじゃないのは、みんなも知ってる。でも、西郷のいる薩摩にいくのもちょっと・・・という感じです。

 

龍馬は、西郷のことを「相手次第でどうにでも変われる大物」と、説明。

小さく打てば小さい・・大きく打てば大きく響く人物と恐れるのだわ。

 

寺田屋の女将に龍馬は、薩摩の人間のことを聞くけど悪い情報もない。

益々、悩む龍馬。

お龍はすっかり、仕事にも慣れて「う〜み♪」って言葉で笑顔も少し、見えてる。

口の悪いお龍はうまく龍馬を、心配することが出来なくて。

うまくいえない。これをフォローするお登勢。「あれでも、龍馬さんを心配してるのよ。」って。

 

弥太郎から手紙が来て、読む龍馬は愕然とする。

武市は牢屋、以蔵は酷い拷問を受けて・・武市の考えで「以蔵を楽に・・」と、想いで毒入り饅頭を渡してしまう所だった・・と。

 

「お前が饅頭を渡せ!土佐に戻ってこい!!!」と、弥太郎の叫び。

 

これを知り龍馬は、大急ぎで土佐に帰る。

でも、脱藩してるので手紙を運んでくれた溝淵に助けてもらい、こっそりと土佐に戻る龍馬。

 

何年ぶりだろう?龍馬が実家に戻るのは。

脱藩したのでもう、「龍馬とは会えない!」と、思ってた兄、乙女たち。

でも、これで武市を助けるために戻ったので再会する龍馬と家族。

 

兄もさすがの人物ですね。すぐに「なぜ、戻った?」とも聞かず。

翌朝、龍馬は武市を助けるために戻ったのであり、坂本家から「縁切り」して欲しいと頼むの。

 

驚く家族たちだけど、「武市を助ける」と、意味で絶縁状を書いて藩に出すと兄。

龍馬はそんな家族、兄たちに感謝をして。

これで龍馬が何か、問題を起こしても家族に迷惑がかからない。

 

同じ頃、弥太郎に頼み、吉田東洋暗殺の時、どんな状況だったのかを確認するため、資料を盗んでもらいすべてを読む龍馬。

暗殺が行われたのは、龍馬が脱藩したあと。だから、龍馬は詳しいことは知らない。そして・・すべてを把握して・・

 

すぐ!絶縁状を書いてもらったら本当にすぐでした。

拷問をして以蔵を責めてる後藤象二郎

 

吉田東洋さまを殺したのは・・わしじゃ!」

 

と、大芝居する龍馬。

 

驚く象二郎だけど・・すべて資料を読んでる龍馬だから。当時の話をして、どこからどうやって東洋を殺したのか・・と話す。

興奮して龍馬に斬りかかる象二郎。

 

「おまんにわしは斬れんぜよ。」

 

こんなウソ話する龍馬を信じる象二郎なのかな。

「俺は逃げる。武市が東洋暗殺で切腹・・俺の手柄を横取りされるのは気分が悪い。」と、龍馬なんだわ。

 

この大芝居を見ていた弥太郎、溝淵たちに感謝する龍馬。

 

象二郎を殴って・・その足で逃げる龍馬でした。

でも、今後・・海援隊の時に再会する後藤ですよね。大丈夫なのかな〜ってちょっと、思ってしまいました。

 

以蔵は人を何人も斬ってるので・・これで龍馬が「犯人」と、なっても以蔵は死刑というか、首斬りでしょう。

そして予告で武市は切腹でした。

武市を救うことがあれで出来たのか・・今の苦しみからは解放されたけど、今度は龍馬が「東洋を暗殺した人物」と、して追われる身になってしまうのか。

 

以蔵の「武市先生は殺していない。」と、あんな状況でもかばう、信じてる以蔵が切ない。

 

そして切ないのは武市の妻ですね。

夫が床で寝ていて苦しい思いをしている・・だから「私だけ布団に寝れない」と、床で寝ている妻の姿、まさに「愛」なのだと思いました。

私なら、布団で寝てしまいます^^;

 

そうだ!興味深かったのは容堂がお茶の先生、深山宗林の言葉が印象的でした。

まるで容堂の心をそのまま、読んでるようです。

「わたくしは・・いろんな土地をまわってまいりました。世の中には育ちが良い上に・・ずるけて賢い方がいらっしゃいます。羨ましくもあり、痛ましくもあり・・」

「・・痛ましい・・?」と、容堂。

「そういう方は・・まわりが見えすぎ・・先の先まで見えてしまいます。己のなせる限りまでも・・悟ってしまう・・」

 

「己のなせる限り」と、深山宗林の言葉に容堂、悲しいでもなく、情けないでもない。何ともいえない表情でした。

容堂が恐れているのは何?死の恐怖だけでもなさそう。

ずっと、先が見えてしまう容堂なんでしょうね。

 

龍馬がいつも自分を犠牲にしてまで、家族と絶縁してまでも「武市」を助けようとする想い。これを知り、弥太郎は龍馬を尊敬していくんでしょうね。

弥太郎の手紙を読む福山龍馬、泣けました。

 

弥太郎の母、このシーンも良かったです。

「好きにすればいい。お前が非道なことに手を貸してると思うなら、後藤さまにお役目をといてもらえばいい。」

でも、「好きに・・」と、言われても悩む弥太郎でした。

龍馬が家族と絶縁してまで「武市を助けたい」と、想いを知り覚悟を決められる弥太郎なのかな。

 

龍馬伝、最高に面白い。大好きです。