ルッカのあらすじ園

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「龍馬伝」28話 命 あらすじと感想

人助けのため、兄に絶縁状を書いてもらい友人を強く思うのはまさに龍馬らしい。武市と以蔵の死を超え、さらに前進する龍馬でした。武市役の大森南朋さん、素晴らしい演技で迫力ありました。今後も注目したい俳優さんです。

 

 

第28回「武市の夢」 視聴率 17.0%

 

今回は武市と以蔵、またも龍馬の大切な仲間が去ってしまい、切ないストーリーでした。

テーマの「武市の夢」とは日本を変えることだけでなくて。もっと、他にもあるように思えました。

以蔵を楽にさせてあげたい、妻の冨にも苦労をかけたので・・とか。沢山のことをあの牢屋の中で考えた武市でしょう。

 

武市の夢、色々と考えたけれど、このすべてのことにケリをつけるというか。

妻に最後の手紙を書いて、龍馬たちとの別れ、尊敬する容堂公にもう一度、あって話したい、自分の意志を告げたい・・

そんなすべてだったんじゃないかな・・と、思います。

そして武士として念願の切腹

 

山内容堂、あんなに下士だった武市を嫌い、上士にしたものの・・最初は・・やはり、嫌いという感情は変わらなかったと思います。

でも、龍馬が「吉田東洋を殺した自白」と、聞いてさすがに武市に直接、聞いてみたかったのかも。

そして武市にもう一度、志を聞いて「こんなに優秀なやつだったのか・・」と、改めて感じたようにみえました。惜しい家臣を失ってしまうという。

 

武市の牢屋に入り、驚く武市。

あの容堂がわざわざ!自分の牢屋に来てくれるなんて・・感激だったでしょうね。

そして、

「わたしは日本のため、土佐のため、大殿さまのために・・」と、武市をついに理解した・・

それとも、容堂の芝居だったのか・・?

武市に自白させるための芝居「お前はわしの家臣じゃ。」って言葉に感動する武市でした。

 

あのシーンでは、容堂も武市の切なる思い、日本や土佐、自分を思ってる武市の思いにウソはないと、納得したからこそ、武士としての切腹を命じたのでしょうね。

「お前は何をしたい?」と、容堂に

「以蔵を楽にしてあげてほしい・・」と、武市でした。自分のことよりも、以蔵を考えるのはやはり、武市らしい。

 

毒入り饅頭を食べさせようと思ったくらいです。仲間、命を大事に思うからこそ、以蔵を楽に・・と、武市だと思います。

でも、以蔵は何人も人斬りをしてるので・・処刑。

だけど、武市を同じように死なせるわけにはいかない・・と、容堂は武市に切腹を命じたのでした。

 

あの時代、武士として切腹で死ねるのは相当な、いえ、最高なことなんでしょうね。そのあたり、どこまで名誉ある?ことなのかがわからない。

残された妻の冨、夫の武市が切腹で死んだのなら、世間に後ろ指さされることもなく、堂々と胸を張っていきていけるのかな・・と。

 

冨のためにも、切腹という武士として認められた最期だったので・・悲しいことだけど、あの時代は仕方なかったのかも。

 

せっかく龍馬が、「吉田東洋を暗殺したのはわしじゃ!」と、うその自白をしたのに戻って来たのはびっくりでした。

あの時、国境にいったら危険だった・・だから、「今なら、武市さんに会える」と、考える龍馬もすごい。

驚いたのは弥太郎ですね。

 

武市が最後の頼み、自分の意志。日本を変えたいという思いを龍馬に託し、最後の別れをいうシーンも泣けました。

でも、武市の冨への手紙、あの方がもっと泣けて。

本当に妻一筋の武市だったんですね。

 

でも、龍馬と武市が最後の別れをいってる時、龍馬が罪を背負って武市を庇ってくれたことを弥太郎がいったけど。

あの時、すでに武市は容堂に自白したあとだったので・・「吉田さまの暗殺命令を出したのはわしだと。そして以蔵はこの件には関係ないといった。」と、武市だったけど、それを聞いた龍馬の顔、驚きは・・

「容堂に騙されて自白した?」と、思えるような驚きでもありました。

 

きっと、容堂は武市が本当に自分を思ってると信じて、最後は家臣として切腹を命じたのだろうけど、一瞬は「容堂は武市を自白させた?」って、そんな風にも思えました。

でも、容堂公の考えは下士が嫌いだった・・その上士、下士という制度にも嫌気があって、立場上は本来ならば受け入れない下士の武市。これを本当は可愛がってやりたいと、いってたので・・

武市の思いは容堂公に通じて、そして武士として家臣として認めたのでしょう。

 

以蔵の処刑、悲しい。そして武市の白装束の姿も切ない。

「待った!」と、腹を切ってるのに介錯をとめ、何度も腹を割く武市でした。

 

そして龍馬は、小さく打てば小さい・・大きく打てば大きく響く人物。

西郷のいる薩摩に向かおうという。

どんな相手でも、自分たちの意志を曲げず、大きく打てばいい・・相手が西郷であっても!と、龍馬。

相手にもひるまないこの精神。

 

徳川幕府が260年間、支配していたこの国には・・こけのようなアカがびっしりへばりついてる。それをわしらが全部、落として真っ白にする。

それこそが・・わしらのなすべきことじゃ・・」と、龍馬。

日本の幕府というアカ、汚れを落とそうと龍馬でしょうね。

 

「この時から龍馬の目は・・はるかな高みをみすえ始めたのじゃ・・命のはかなさを思いしり・・・志の尊さをしり・・悲しみもわかれも・・

空しさも・・悔しさも・・恐ろしさも・・人の情けも愚かさも知り・・龍馬はこの時から・・あの・・坂本龍馬に・・・なっていったがぜよ・・」

 

次回からは、第三部がスタートですね。仲間の死も乗り越えて大事な節目をどう、生きていくのか。これからも楽しみです。

「龍馬は人が変わってしまった・・」と、言葉も気になります。

早速、録画してるのを見なければ!

映画のような予告でした。