お龍の登場が少ないけれど、危険な自分を感じ、ちゃんと手紙で三吉真三にもしもの場合を頼んでいました。
茂田のスカーフ、ねじればもろに中尾彬さんなのが笑えます〜
怪物・容堂公も動きが楽しみです。
西郷隆盛 高橋克美
元 蒼井優
お龍 真木よう子
42回
大阪に向かう途中、いろは丸は紀州藩の船・明光丸と衝突、沈没してしまう。
ここは2度も、いろは丸にぶつかってきた明光丸だったのでわざと?と、思ったけどそうではないらしい。
ただ事故だったけど、見張りがいなかった明光丸だったんですね。でも、2度もぶつかるのかしら。
死者はいなかったものの、いろは丸は借り物であり、しかも積み荷もすべて海に沈んでしまう。
大ショックの海援隊、土佐。
紀州藩は、見舞金として1000両をもってきて、それで済ませようとする。
怒った海援隊たち・・これを談判で話し合うことになるが・・向こうは紀州藩。幕府御三家ともいわれる大きな相手。
航海日誌を読むも、見張りの名前を後から書き足してる紀州藩でらちがあかない。言い合いとなり・・紀州藩は、幕府に任せようといいだす。
余裕の龍馬・・怒り騒ぐ弥太郎たち。
本当に余裕、どんな策略があるの?と、思っていたら・・
後藤象二郎はもう、いろは丸の賠償金を払うつもりだった。これを龍馬が紀州に、払わせると言い出す。
相手は幕府御三家なので「無理」と、思う後藤ですね。
これを龍馬は
「これは船の衝突だけじゃない。土佐と幕府の衝突です。薩摩も長州も諸藩も、この行方を静かに見守っている。
ここで土佐が負ければ、身をひけば・・
強い相手には泣き寝入りする!と、思われてしまう。だからこそ、強く出て紀州藩に弁償させるべきです。」と、いうのです。
これにはさすがの後藤も「勝てるのか?」と、負けたら腹を斬れ!と、切腹を命じてました。
この時、龍馬は
「わしは負け戦はしませんき。」と、いうのです。
かっこえええ〜〜〜^^♪
でも、龍馬は一度目の談判では向こうの言い分をただ、聞いていた感じ。
紀州藩は、「お上にまかせよう」と、強気の態度。
そんな夜、引田屋で飲む紀州藩に聞こえるように・・歌う芸子のお元、長崎の商人・小曽根、お慶たち。
これで世間の評判が悪くなり、2度目の談判を紀州から言い出す。
受けて立つ海援隊。
そそ、すでに最初から「才谷梅太郎(さいだにうめたろう)」と、名前を変えている龍馬です。
日本の海で起きた事故だけど今後、こんなことはどこの国とでも、あり得る事故であり、その場合は「万国公法」で、公平に処理をしようという。
そして、本と同時にイギリス海軍堤督をを連れてきて、話し合うのです。
ちなみに、堤督という言葉を調べたら、これは海軍の「将軍」みたいな立場なんですね。
陸軍では「将軍」であり、海の場合は「提督」っていうらしいです。(たぶん)
ここ、紀州藩・勘定奉行・茂田は、「そんなもの知らない」と、いうかな〜と、思ったけどそうではなくて。
ちゃんと、その法を守ろうと姿勢でした。
そこでイギリス人まで連れて来たので、文句を言えなかったんでしょうね。
元々、明光丸には見張りもいなくて、悪いのは明光丸だったからです。
「これが世界のルール」です!と、船の衝突は幕府に任せようと、紀州に本当の世界のルールを教えた龍馬でした。
龍馬の交渉術、上手いですね。あの自信はどこから来るのだろう?と、思ってしまうほど。
笑い所としては、弥太郎はこの談判で、8万3千両を要求。これを支払った紀州藩でした。
でも、本当はいろは丸、積み荷など〜4万3千両くらいだったもよう。
つまり、うまく上乗せした弥太郎だったのでびっくりです!さすが商売はうまいですね。
もちろん、いろは丸があればもっと、稼げたろうから〜それを入れたと、いってました。そのちゃっかりも好きな弥太郎(笑)
芸子のお元と、海で会う龍馬。
ここでお元に感謝してました。紀州を笑いものにした歌を、広めたのはお元だったんですね。
儲かったら、分け前を与えると龍馬に
「お金なんかいりません。坂本さんは・・うちの・・・希望ですけん。大嫌いなこの国ば・・大嫌いなうちの人生、変えてくれるばは・・坂本さんでしょ・・」と、返事でした。
「お元、おまんがこの日本から逃げ出して・・異国に行きたいといったときは・・おこがましいかもしれんが・・おまんを助けたいちゅう思った。おまんはなんちゃ悪い事はしちゃせん。
異国の神様は・・決しておまんを見捨てたりせんき。」と、龍馬。
この言葉に泣き出すお元の涙を、自分の着物でぬぐう龍馬(/_;)
と!ここへ刺客3人が斬りかかる!顔を隠してるので誰かわからない。
危険だったのでお元をかばう龍馬。お元がつい
「坂本さん」と、呼んでしまったので。
「お前は坂本か!」と、バレたのです。相手に。
これで龍馬も、「お前らは紀州の連中か。談判に負けたら紀州は、こんなことをするのか。お前らには俺を斬れないと、言葉と勢いで、逃げ出した紀州の刺客でした。
顔を見たらなんと、談判の時にいた相手だったんです。
卑怯な紀州!
今までの流れからいうと、少し地味な感じもあるストーリーでした。
でも、ちゃんと、龍馬が長州の三吉真三に
「わしにもしもの事があったら、お龍を土佐の坂本の家に連れていってほしい。頼む」と、手手紙で頼んでいました。
何も知らないお龍は、ピストルの練習ばかりしてます。
余談ですけど、紀州藩勘定奉行・茂田を演じたのが中尾彬さんだったんです。
でも、あの時代〜着物なのにスカーフを巻いてるのはきっと、本人のポリシーじゃないかな〜と、見て笑ってしまいました(笑)
あの勘定奉行・茂田は「お前は何者だ?」と、龍馬に驚き聞いてたけどもちろん、龍馬の答えは
「わしらはただの脱藩浪士ですき。」と、坂本とも名乗らず。むしろもう、完璧に坂本龍馬を隠してる感じでした。
山内容堂公、土佐が紀州藩に勝ったので・・ついに「京へあがるぞ!」と、動き出しました。
土佐が勢いづいてるから、政の表に出始める容堂公ですね。
「龍馬暗殺まで・・・あと六ヶ月・・」(弥太郎語り)