「あの男は目障り」と、大久保の言葉に不安を感じます。龍馬暗殺まであとわずか。弥太郎は自分でビジネスを始める決意でした。長州、土佐と手を結ぶ西郷はさすがしたたかです。
西郷隆盛 高橋克美
元 蒼井優
お龍 真木よう子
43回 視聴率 18.0%
今回も良かった船中八策でした。
龍馬はあんな先のこと、日本の将来のことを考えて、今まで出会った人たちの良い意見を取り入れ、この船中八策を考え出した・・と思います。
高杉の志もいれて書いた内容です。
これには後藤象二郎、中岡慎太郎も驚がく、賛成する考えなのでした。
賢いだけでなく、良いものは良いと取り入れる素直な気持ち、前向きに日本の未来を考えてくれてた龍馬です。
坂本龍馬がいなかったら・・?日本はどうなってたのでしょう。
武力で幕府を倒していたら・・。戦で儲けようと、考えてる弥太郎でもありました。それはそれで商人らしい発想です。
やはり、「篤姫」での原田泰造が演じた大久保のイメージが強いです。
その原田泰造が演じる新撰組、近藤勇と京で争う龍馬にはハラハラ。刀を出さないので本当にドキドキのシーンでした。
でも、逃げ切ってくれたので安心です。
大政奉還を目指す龍馬は後藤と、山内容堂にこれを告げる為、会いに行くがすでに帰ってしまい会えなかった。
これを早くにいわないと、土佐藩としてはどういう考えなのか?と、西郷にも突っ込まれてました。
京へ向かうことをお龍に手紙で報告、「お前も連れて行ってやりたかった。」と、言葉に嬉しそうであり、龍馬を心配するお龍も辛そうでした。
ずっと、長州の世話になっていて、最後まで会えないのかしら。その辺も気になります。
後藤象二郎と船で京へ行く途中、船の中で書いた幕府を倒したあとのこと、未来の日本の新しい形、しくみを書き出したものをみせる。
これを、後藤が納得してくれれば、大殿・容堂にも見せたいと龍馬。
後藤はこれを読み、激しく感動。
ただ、字が汚いので書き直せと指示(笑)
後藤もうならせるほどの内容、これを船の中でささっと書いてる龍馬でした。
それが、船中八策です。
言葉が難しいので・・ウィキペディアから引用しました。
1. 憲法制定
2. 上下両院の設置による議会政治
3. 不平等条約の改定
4. 海軍力の増強
5. 御親兵の設置
6. 金銀の交換レートの変更
などなど。
海援隊として京にも、支部を置こうと提案され、龍馬は陸奥と酢屋を見に行くが・・途中、新撰組に見つかり争うが、逃げ切る龍馬。
中岡慎太郎に助けてもらう。
西郷が土佐の後藤に会いたいと知り、後藤、西郷、中岡、小松帯刀らと会談。この時、土佐藩は「大政奉還」と、意見。
しかし、「倒幕!武力で倒す!」と、強気発言の大久保利通。
西郷は「大政奉還がダメなら、武力で幕府を倒す!」と、考えをいう。
これ、ちょっとびっくりでした。
まさか、こんなすんなりと西郷が賛成するとは・・でも、「どうせ、幕府はいいなりにならない。戦になる」と、考えてた西郷なんでしょうね。
ようするに、土佐にも「兵を出せ」と、約束させたんです。
西郷も、大政奉還には賛成するが
「ダメだった場合は、土佐も兵を出して武力で幕府を倒す!」と、約束させ、納得する後藤象二郎。
ここはもっと、早くに山内容堂に「大政奉還論」を、告げていれば良かったのに・・まだ、報告も出来ていなかったので、西郷らに突っ込まれる後藤らでした。
「容堂公はそれを承知なのか?」と、大政奉還について聞かれるのです。
答えられない龍馬と後藤でした。
でもここで、薩摩と土佐の盟約が交わされたようです。
大久保は龍馬の意見に納得できない様子・・しかも「邪魔な!」と、態度だったのが気になりました。
龍馬暗殺にはこの大久保が?(ーー;)
「幕府を武力で倒す!」と、強気でいってた中岡が、龍馬の船中八策を読んで感激するようす・・これが良かった。
あの中岡までもが?と、思うほどの内容です。
ただ、言葉が難しかったです^^;
ウィキペディアより。
一、天下ノ政権ヲ朝廷ニ奉還セシメ、政令宜シク朝廷ヨリ出ヅベキ事。〜のような感じで話してましたから。
ちゃんと、今までに龍馬が出会って共感できた人物の言葉、考えを取り入れたのがさすがだと思います。
弥太郎は後藤が、銃や船を買った借金で苦労・・これで「自分で商売をしたい!」と、思いつき・・グラバーや外国人に
「外国の商売方法を教えてほしい」と、土下座で頼みこんでました。
この時、グラバーに意見した外国人が言ってたのが印象に残りました。
「日本で稼げるだけ稼いだら、さっさと日本から離れるべき」と、いったグラバーが、龍馬らの私心ない志に胸をうたれ、考えを変えたことです。
「名もなき若者たちが・・この国を変えようと懸命になっている。私心を捨ててね。彼らに出会って私は考えを変えたんだ。」と、グラバー。
いい人だったんですね・゚・(ノД`)・゚・。
でも、新しい日本へと変わるこの時期、戦が始まれば「儲かる」と、知って喜ぶ弥太郎もちょっと、びっくりでした。
「戦こそがビジネスチャンス!わしは大儲けするぜよ!」と、弥太郎。
龍馬がどんなに頑張っても、戦は始める・・止まらないと、グラバーに武器を注文してました。
この時のグラバー、やりきれない表情。
日本を最初、軽蔑してたけど龍馬たちを知り変わったのです。
それでも、弥太郎の中では「自分で商売したい」と、気持ちの変化ですね。
人の指示で動いて商売なのではなく、土佐の主任ではなくて、自分で商売を始めようとする弥太郎でした。
龍馬の
「中岡・・命を狙われるぐらいのことをせんと・・ニッポンは変わらんぜよ・・そうじゃろ・・」と、言葉も素晴らしい。
もう、死ぬ覚悟が完璧にできてる龍馬でもあったんですね(/_;)
驚く中岡の顔、表情も良かった。
「龍馬の船中八策は・・やがて新政府綱領八策という明治政府の基本理念になっていくがじゃ・・けんどそれが益々・・龍馬を危険にさらすことになったがぜよ・・」
「龍馬暗殺まで・・もう・・五ヶ月を切っちょったがじゃ・・」
(弥太郎語り)