最強だと思ったナカマイヤー。微妙なラストでやや、消化不良かもしれません。でも、絵里子の演技も迫力あり、2人の女優対決なドラマでもありました。面白かったです。
お知らせ
最終話、一部地域で再放送が決定です。詳しくは各地区・各放送局の番組表をご確認ください。
出演 フジ、22時〜、1/11〜
仲間由紀恵、檀れい、三浦理恵子、森山栄治、草笛光子、渡部篤郎
主題歌
「Why? (Keep Your Head Down) 」/東方神起(ユンホ+チャンミン)
10話(最終回)
沙希の夫、筧雅彦の事務所に行き、沙希の行方を聞く絵里子。
だが、雅彦も居場所を知らないという。
「些細なことですぐに怒り・・別人のようになる」と、沙希のことを知る。
「あなたに何を・・?」と、雅彦に
「私のすべてを奪ったんです・・夫、家・・息子の駿、周りの人まで・・駿の心の中にはまだ、あの人がいるんです・・」と、絵里子。
雅彦も以前、前の妻の「爪の形が良かった」と、言葉で激怒した沙希をいう。出会った時は明るく、すぐに惹かれたと雅彦。
結婚生活は6年という。
沙希を探し「このままじゃ、終われない」と、絵里子は探偵に行方を捜してもらう。
真由美たちにも、沙希の情報を聞く絵里子。
夫の慎二に、「駿は・・あの人のことを本当の母親だと、半分は信じてる・・」と、沙希にウソを吹き込まれた事実を話す。
「私は母親失格よ・・・こんなに人を憎んだのは初めて・・」と、倒れてしまう絵里子。
ストレスと不安で入院。駿は真由美や、理生が見てくれると知るが・・気になり公園に行く。
理生が駿に、自転車を教えてるのを発見、安堵の絵里子・・だが、そばにいたのは沙希。
「頑張ったね、駿!」と、呼び捨ての沙希を見て驚き、追いかける絵里子。
走る沙希はタクシーで逃げ切る。
「沙希と話がしたい!」と、絵里子をとめる慎二。
情報を得て、沙希の職場で待ち合わせを決める絵里子。夜中の12時、場所は「マイヤー沙希が住んでいた所」と、沙希。
慎二、駿も眠り、夜中に隣の家に1人入る絵里子。
待っていた沙希と話す。
「ふたつ、聞きたいわ。なぜ、私なの・・?・・あなたは些細なことで別人のように怒ると聞いたわ。なぜ、攻撃の相手が私なの・・?」と、絵里子。
「・・・教えない。一生、”なぜ、私なの?”と、考え続ければいいわ・・」と、笑う沙希。
「一生、あなたに付き合っていられないわ。約束して!駿、うちの家族にもう、つきまとわないで!駿に近づかないで!約束して!駿を諦めて。」と、絵里子。
「約束は出来ないわ。あなただけの子じゃないわ・・」と、沙希にナイフを取りだし
「こんなことはしたくなかったけど・・あなたがいると幸せになれないの・・・いったわよね?裏切ったら殺してもいいと・・」
「あなたに私を殺せるかな・・?」と、余裕の沙希。
「隼人が死んだ時に駿が助かった・・だから駿は特別な子なの・・隼人が駿を助けたの・・・。」
「あなたは・・自分の子供を持てばいいのよ・・」
「無神経ね。幸せな人ってほんと、無神経ね。」と、沙希。
「・・あんまり不幸ぶらないで欲しいわ・・」と、絵里子。
「あ、言ったね?・・初めて本音じゃない?」
沙希に傷つけられ、変わったと絵里子は、本気で刺そうと思ったが、「それをしたら、駿はあなたのものになってしまう。」と、ナイフを捨てる。
絵里子を挑発する沙希に「あなたと同じとこに堕ちたくない・・」と、絵里子。
「あなたが愛してるのは・・あなた自身でしょ?」と、絵里子にナイフを持ち、窓際に座り
「おかしいな・・なんで幸せになれないんだろう・・」と、窓から落ちる沙希。
落ちる前、止める絵里子は沙希を本当に理解したようでした。沙希も、友達のような顔でした。
数ヶ月後
引っ越しをする絵里子の家族。
探偵事務所で沙希の報告を聞くと、自分と同じような経歴に驚く絵里子。
「居場所は特定出来ませんでした。」
死亡ならわからない?
新居
郵便物の中、DVDがあるので見て見ると・・隼人が亡くなった日の自分のTV映像だった。
警察署の前、マスコミに囲まれ「誘拐かも?」と、心配してた沙希は駿が見つかり、「良かった・・」と、泣いていた絵里子を見ていた。
その映像をみて固まる絵里子。
沙希は当時、警察でこの映像をみてしまった。その瞬間、激怒で別人となったのでしょうね。自分の子は亡くなり、駿が生きてても「良かった」と、言葉で傷ついた沙希かな。
庭でDVDを燃やす絵里子。
学校に行き始めた駿に話しかける絵里子。素っ気ない態度の駿が気になります。
沙希から、電話で起きる絵里子。
「沙希はあの世から、電話をかけてきました・・」
--------完-----------
この最終回、ラストシーンの沙希、これを見たら誰もが「えっ?」と、思うはずです。
あまりに曖昧、含みのある演出というか・・意味ありげのシーン。
横になってる沙希が「・・・」と、何か、いいかけるのです。
言葉にならない言葉を発した瞬間、映像は終わります。
ラストを視聴者に投げかける、どのようにも取れる〜と、雰囲気もありました。
このドラマで言いたいことは、「知らぬ間に、人を傷つけてる事もある」じゃないでしょうか。
絵里子はもちろん、悪気があったわけじゃないだろうけど、自分の息子が無事でつい、「良かった」と、言ったはずです。
これで激怒、別人となる沙希の気性は激しいけれど、人をうっかり発言で傷つけてしまう・・と、いうことなのかもしれません。
もちろん、絵里子の語りから沙希は落ちて亡くなった・・と思えます。それでも、あんな事があれば、忘れることが出来ない絵里子でしょうね。
だから、ある意味「勝った女」は記憶に残る沙希なのかも。
謎が多くて本当に、どうにでも解釈可能な感じです。「あの世」だろうけど「あの夜」とも思えそうだし・・
幸せで純粋、輝いていた絵里子も沙希によって、人を憎む気持ちを知った。
うーん、書いてる今も微妙な気持ちです。
あの窓から、落ちたとしても死ぬほどでもなさそう。何より、絵里子の新居に、誰がDVDを送ったか?これはもう、沙希でしょうね。
理生が駿の件で、絵里子に何も話さなかったのはなんと、沙希を好きだった・・という、それだけのことでした。
出番少なすぎます(T_T)
絵里子を攻撃する理由を教えない・・と、沙希だったけど、落ちる瞬間にわかり合えたから、あの映像を見せたのかもしれません。
すると、沙希は生きてる?ってことなのかも?^^;
とにかく変わった演出、面白かったです。たまにはサスペンスも良いですね。
春クールのドラマは「仁」を書くかもしれません。以前、大好きで書いてました。