2017年の作品。離婚、再婚、バツイチ。1番悲しい思いをするのは子供たちでは?大人の事情を理解出来ないまま、苦しむ姿が可哀想でした。
原作は重松清の小説だそうです。
大人にすれば色々な事情で離婚、再婚することも多いでしょう。
でも、それで振り回されたのはやはり、幼い子供たちだった・・と、改めて強く感じたストーリー。
サラリーマンの田中信(浅野忠信)はある日、リストラで工場勤務になってしまう。だが、妊娠中の妻・奈苗(田中麗奈)には言えない。
実の娘・沙織と3ヶ月に1回、会うのを楽しみにしている。(これも妻には内緒)
元妻・友佳(寺島しのぶ)は、信のことを思いやりがないと思ってるでしょうね。
表面的には優しいけれど、言葉足らずというか、本音を聞いてくれない。それが不満だったと思う。
2人の間に出来た子を、信には無断で堕胎していた友佳は、どんな思いだったのかも聞かれず・・。
ただ、勝手なことをした!と、激怒された。
妻・奈苗(田中麗奈)の元夫・沢田(宮藤官九郎)はDVだった。しかし、信と再婚したことでのんびりと幸せを感じている。
信が本当は色々と苦労してることは知らない。
知ろうともしない感じ、呑気な奥さん。
奈苗の娘・薫は信には懐かない。
次女の恵理子は幼いせいか、なんとか信と仲良くしてくれてる。
薫は信に日々、反発していたがついに、「部屋には鍵が欲しい。本当のパパに会いたい」と、言い出す。
仕方なく、奈苗の元夫・沢田に会い、事情を話す信。
しかし、沢田は金銭を要求、信から金を受け取り、薫と会うことに。
沢田なんかにお金を渡すのは!と、思うのだけど。
薫を説得するためにも、会わせた方が良いと思う。あれが本当の父親?って驚くはず。
けれど、薫は沢田と会わず、信には「楽しかった」と、嘘をつく。
その日、沢田と会えた信は、薫の嘘に気がつくも、優しく注意する。
信は優しいのです。それを薫もわかってると思うのだけど。
一方、義父が病気で亡くなりそう・・と、信を頼ってくる沙織(実の娘)。
こんな感じのストーリーです。
信をはじめ、奈苗、薫、友佳、沢田たちの演技がとても良くて・・感情移入してしまいますね。
年頃の子供たち、ましてや女の子・・再婚って本当に大変なんだ、と感じます。
宮藤官九郎さんのチャラい感じがとても合ってました😅
好き度は★3.5個(満点5個)