薬物依存の息子を支える母親をジュリア・ロバーツが演じてます。治療施設を抜け、家に帰ってきた息子。家族愛を描いたヒューマンドラマです。
50%くらいのネタバレです。
ストーリー
19歳のベン(ルーカス・ヘッジズ)は突然、 治療施設から帰ってくる。
母親ホリー(ジュリア・ロバーツ)は温かく迎えるが、妹アイヴィー(キャスリン・ニュートン)は「また、兄のせいで・・」と不安になる。
ショッピングモールに行くと、昔の仲間に見つかり、不安になるベン。
ホリーはベンが戻って来たことで、 家にある鎮痛剤、宝石類を隠します。それを見ていたアイヴィーの複雑な思い。
薬が欲しくて、お金になるものなら何でも持ち出す・・と。
ベンの病気は鎮痛剤の依存症。
コカインとかではなくて、よくある痛み止めの鎮痛剤・・というのが驚きました。
アメリカでは多いようですね。
ある日、家族の外出中、犬が消えてしまいます。
部屋は荒らされ、犬もいない。「奴らの仕業だ」と、感じるベン。
犬を探しに行きます。
こんな感じの内容です。
悪い連中と会えばまた、薬をやってしまう・・と、いうベンと母の不安。
でも、大切な犬を取り戻したい、と思い。
犬よりもあなたが大事・・と、言うホリーの切ない思い。
ベンは激しく後悔してることもあり、今度こそ・・と、立ち直ろうとしています。
でも、昔の仲間たちはそんなベンをどん底へ引きずり込もうとしてきます。
こういう場合、過去と決別するのは困難でしょうね。
母ホリーとベンの葛藤。
ホリーを心配する継父、アイヴィー。
激しいシーンとかなくて、依存症で苦しむ本人と家族たちの苦悩を描いてます。
息子を思う母ホリーの悲しみ、これには泣けてしまいました。
地味だけど、とても良い作品だと思います。
好き度は★3個(満点5個)