全体的に暗く重い内容であり、観終わったあともスッキリしません。
原作を読んでいればもう少し理解できたかも、と思いました。
この作品を観て感じたこと・・それは田舎で暮らしたくない、って事です。
もちろん、優しい人も多いでしょうけれど・・。
ネタバレ度は50%くらい。
ストーリー
12年前、仲良しだった少女が誘拐され、心に傷を負っている紡(杉咲花)。
孫が行方不明のままで、悲しみと怒りの祖父・五郎(柄本明)。
ある日、再び、少女が消えた・・
豪士(綾野剛)は、村人と一緒に少女を捜索中、犯人扱いされてしまう。
善次郎(佐藤浩一)は、父を看取ったあと、五郎たちとも親しくなっていた。
こんな感じです。
楽園ってそもそも、この作品の中には無いと思いました。
あるとすれば・・都会なのでは?
この村ではないことは確かでしょう。
集団心理で豪士を追い込み、あんな目にあわせてしまっている。
それでも誰も止めない。
このシーンは本当に恐怖でした。
五郎はケジメの事をいってました。
それだけの理由で豪士を?
田舎といっても、限界集落という特殊な場所だからなのか?
今の時代に村八分とか・・。
善次郎までどうしてあんな事に・・本当に理解出来ない心理でした。
俳優たちの演技はリアルで素晴らしい。
それだけに・・スッキリして欲しかったですね。
実際にあった事件をもとにしてるようでした。
好き度は★2個(満点5個)