生きるためなら何でもする!強く生きてみせる!そんな声が聞こえてきそうな物語。
2003年、監督は新藤兼人。
女って逞しいというか・・男ならこんな時、どうするのでしょうか。
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
希望ヶ丘開拓村に残った母ユミエ(大竹しのぶ)と、娘エミコ(伊藤歩)。
家はボロボロ、食べるものもお金もない生活。
餓死寸前となり、決意するユミエはダム工事現場で働く男を誘い・・。
こんな内容です。
誰でも予想出来るような展開。
強い母ユミエの生き様がすごいのです。
娘のエミコも母を見習い、真似して生きるのも可笑しい。
早くこんな場所を出て行けば・・他に方法は?と、考えてしまうのだけど。
男たちを次々と騙していく母娘の生活を描いてます。
次第にこの2人に関わる人物も登場、色々な理由もわかってきます。
内容はともかく、この作品の出演者たちの演技が舞台のようなのです。
映画なのだけど、住んでる家の風景は最初に1度、静止画で出るだけ。
その後は家の中だけ映ります。
きっと、舞台で見たらこんな風なのかな、と思える映像。
大竹しのぶの声、演技もさすが!と感じますね。
本人たちは生活も苦しく、様々な状況もあるのですが・・コミカルに描いてあるので笑ってしまうのです。
コメディではないと思うのだけど。
ちょっぴりサスペンスですね。
ものすごく面白くてオススメ!と、いう訳でもないけれど、妙にハマってしまう作品なのでした。
いつかこんな舞台を観に行きたいな、と思います。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)