言葉を失うほどの恐怖と驚き!白人至上主義/兄弟たちの物語。2人ともイケメンで弟役は「ターミネーター」のジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロング。
日本人には理解出来ないですね。何故、ここまでになってしまったのか。やはり、銃社会の怖さを実感でした。
監督はトニー・ケイ。
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
深夜、黒人の自動車泥棒を殺害するデレク(エドワード・ノートン)は刑務所に。
3年後、兄が帰ってくるのを楽しみに待っていた弟ダニー(エドワード・ファーロング)。
父が黒人に殺されたダニーは兄を崇拝・・しかし、デレクの態度が妙だと感じる。
こんな内容です。
刑務所に入る前のデレクは凄かったです。
わかりやすく書くと、暴走族の総長みたいな立場。
多くの仲間たちが皆、神のようにデレクを崇めていたのです。
リーダーとしても賢く強いデレク。
ただ、3年の間に彼は変わっていたのです。
つまり、改心したデレクに戸惑うダニーや仲間たち。
なぜ、あんなに黒人を憎んでいたデレクが?
どうして考えを変えた?
とにかく早く続きが見たい!と、思う展開でした。
校長のスウィーニーは黒人ですが、2人のことを真剣に心配し、支えてくれます。
ダニーが兄と同じ道を進もうとしてるので、必死で止めようとしてるのです。
デレクの裏には、人種偏見のコラムも書くキャメロンという白人がいます。
彼が苛立つ若者を勧誘、仲間に引き入れてるのでした。そのリーダーとして活躍していたデレク。
デレクには心の傷があり、社会や制度にも苛立っているのでした。
後半、不安定なデレクにスウィーニーは言います。
「怒りは君を幸せにしたか?」
逃げずに正々堂々と戦え、とアドバイスするのです。
この問題は本当に根が深いと強く感じました。
デレクも最初はこんなじゃなかったし・・。難しいですね。
あれだけの地位にいた人が急に○○しても・・周囲は許さないでしょう。
デレクの刑務所内での流れにも驚きました。
良い人もいたのだけど、怖い場所ですよね。
暗い内容だったけど、作品としては迫力あり、すごく見応えありました。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★5個(満点5個)