ヒトラー大好き10歳の少年が過酷な環境にも負けず、成長する物語をコミカルに描いてます。
第二次世界大戦中、空想上の友達ヒトラーを支えに生きているジョジョ。
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
母親と2人暮らしのジョジョは、青少年集団ヒトラーユーゲントで兵士を目指して訓練中。
ウサギを殺せ、と命令に従えないジョジョはからかわれ、「ジョジョ・ラビット」と、あだ名を付けられてしまう。
ある日、母(スカーレット・ヨハンソン)が家の中で、ユダヤ人の少女(トーマサイン・マッケンジー)を匿っているのを発見、驚愕するジョジョ。
こんな感じです。
10歳の少年ジョジョは、大人ぶってとにかく可愛い。
本当は臆病なのに偉そうにしたり、怖いことも平気なふりをします。
ヒトラーに憧れ、架空の友達にもなってる状況も可笑しい。ずっと、彼と一緒に会話するジョジョ。
このヒトラー役を監督のタイカ・ワイティティが演じてます。
彼の母親もスカーレット・ヨハンソンなので綺麗。友人の太った男の子も可愛いのです。
最初、ユダヤ人の少女と話すジョジョは怯えて借りてきた猫のよう。
2人のやりとりをコミカルに描いてるので楽しい。
自分はユダヤ人だし、隠れて生きている存在・・でも、ジョジョに対しては堂々として、軽く扱う少女も面白い。
隠し部屋なので、人が来ると慌てて彼女を隠すジョジョ。
次第に友達のように親しくなっていきます。
前半、楽しくユーモアある感じで進みますが・・後半はやはり、戦争中だった・・と、思い知るシーンとなります。
ビビりのジョジョがある事がきっかけで落ち込みますが・・。
そんな時、支えてくれるのは誰なのか。
ジャンルはコメディとあるのですが、そこまで笑えません。
でも、可愛くて楽しい、そして切ない作品です。
これも未視聴の方、すごくおすすめです。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)