黒人ピアニストと白人運転手の友情物語。1960年代アメリカ南部が舞台!第91回アカデミー作品賞を受賞した作品。
2018年製作・アメリカ・130分
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
ニューヨークのクラブで働くイタリア系白人トニー(ビゴ・モーテンセン)はお喋りな用心棒。
クラブ改装のため仕事を探していたある日、黒人ジャズピアニスト/ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)から、運転手として雇われる。
こんな内容です。
トニーはとにかくよく喋ります!病的に黙っていられないかと思うほど。
やや下品である彼を運転手として雇った理由、それは南部でコンサートツアーをするから。
素晴らしい才能を持ったピアニストのドクターですが、やはり南部では黒人差別が激しいため、トラブルを避けたかったのです。
用心棒として役に立ちそうなトニーですが、几帳面で潔癖もあるドクターは、彼の雑な性格が気になります。
そんな様子が可笑しく、正反対の2人の会話、行動も笑ってしまいます。
トニーには普通のことが、良い環境で育ったドクターには驚くことばかり。
コメディというほど大笑いはないのですが、楽しいシーンが多いです。
反面、黒人差別のシーンもあり、ため息が出ることも。
トニーは差別されたドクターを友人のように自然に接します。
お金はあっても、孤独なドクターの思いも理解する優しいトニー。
黒人用旅行ガイド「グリーンブック」というものがあることに驚きました。
その他、黒人専用・・と色々なものも・・。
旅行中、トニーが奥さんに手紙を書くのですが、下手くそなのでドクターがアドバイスしたり。
悪気はないのだけど、言いたい放題のトニーに敏感になるドクター。
黒人差別の激しい南部にわざわざ、ツアーに行くドクターの思い、それを理解するトニー。
最初はギクシャクした関係が次第に本当の友情になっていきます。
すごく驚いたのは「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンを演じたビゴ・モーテンセンには見えなかったです😅
「オーシャン・オブ・ファイヤー」の時も思ったけれど、年だけでなくもう、別人に見えます💦
長髪のアラゴルンはどこに?😂
エンドロールには本物の2人が流れてきます。
これが実話って素晴らしい作品だと思います。
未視聴の方、すべてにおすすめです。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★5個(満点5個)