事故で下半身付随になってしまった女性の物語。母として妻、そして女性として立ち直る姿を描いてます。
2020年製作・オーストラリア・アメリカ合作・95分
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
オーストラリアに暮らすサム・ブルーム(ナオミ・ワッツ)はカメラマンの夫キャメロン(アンドリュー・リンカーン)、子供3人とタイに旅行。
だが、事故で下半身付随になってしまう。
思うように動かない身体に苛立ち、悲しみと苦しみのサムは心を閉ざしてしまう。
こんな内容です。
サムとキャメロンは普通の夫婦。
まだ幼い子供3人が母に甘えたい年頃。けれど、子供たちも母親に負担をかけまいと、自分で自分のことをします。
それが母には辛く悲しい。
子供が吐いても何もしてあげられない。
母親として自分は「役にたたない、いらない存在」と、悲しみます。
そんなある日、怪我をしたカササギフエガラスの雛を子供が拾ってきます。
白と黒の鳥なのでペンギンと名前をつけ、育てるうちに次第に大切な家族となっていきます。
ちなみにペンギンは出てきません😅
カササギは怪我が治り、飛び立とうとするのですが落ちてしまいます。
そんな姿を見て何かを感じるサム。
一瞬ですが事故で転落するシーンがあるのだけど、どこにでもあるような手すりでした。
古い手すりが崩れ、サムも落ちてしまったのでした。
子供の母への思いが切なくて泣けてきます。
幼いのに自分を責めたり、言いたいことも我慢する姿は本当に辛い。サムもそれを感じて悩みます。
そんなサムにキャメロンがある提案をします。
実話で家族愛に溢れる作品。
ほっこり系なので家族で観てほしいですね。
勇気を出すサム、そんな妻を支えるキャメロンたち。
カササギはどうやってあんな技を?と、思うほどに可愛い。
鳥の演技も素晴らしいです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)