1920年代のアメリカを舞台に孤独な男の苦悩する姿を描いてます。
2021年製作・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ合作・128分・G
ネタバレ度70%くらい
ストーリー
牧場主のフィル・バーバンク(ベネディクト・カンバーバッチ)と弟ジョージ(ジェシー・プレモンス)は、未亡人ローズ(キルスティン・ダンスト)と出会う。
ジョージとローズは結婚、ローズ息子/ピーター(コディ・スミット=マクフィー)は大学の医学部へ。
フィルはローズを毛嫌いしていた。
フィルの態度が酷いため、不安になるローズはお酒に溺れ、アルコール依存症に。
ピーターはある日、フィルの秘密を知ってしまう・・。
こんな内容です。
とにかくフィルがローズに冷たくて、気分悪くなるほど嫌な男です。
息子ピーターは、そんなフィルの秘密を知り・・という展開に。
ジョージは良い人だけど、気が効かない。
西部劇風なのですが、現代に置き換えても良いかと。
フィルはピーターに色々と馬に乗る方法、ロープを編んだり親切にしてくれます。
一緒に柵を作るピーターとフィル。途中、フィルは手を怪我してしまいます。
そしてローズのアルコール依存症は悪化。
ピーターはある日、死んだ牛を発見、皮の一部を切り取り持ち帰ります。
泥酔したローズは、フィルが保管してた牛の皮を勝手に売ってしまいます。
激怒したフィルに持ち帰った牛の皮を譲るピーター。
勘の良い人はこれで気がつくかもしれません。
大事なヒントは伏せています。ネタバレ度はいつもより多い70%にしました。
この映画、2021年/第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞。
2022年/第94回アカデミー賞では作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優、脚色など主要部門ほか、計11部門で12ノミネート、同年度の最多ノミネート作品です。
正直、どこが?と思ってしまうのだけど😅
ラストまで見ればわかると思います。本当に驚きました。
地味な流れで、大きな事件も起きません。
ただ、最後にはこの作品の素晴らしさを語るモノがあると思います。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)