「コーダ あいのうた」はこの作品をリメイクしたもの。どちらも基本内容は同じでしょう。
2015年製作・フランス・105分
ネタバレ度50%くらい
ストーリー
フランスの田舎町
農家を営んでいるべリエ家は長女ポーラ(ルアンヌ・エメラ)以外は父、母、弟も聴覚障害者。
明るく優しい家族と暮らしていたポーラはある日、音楽教師から歌の才能があると言われて驚く。
こんな感じです。
ポーラに歌の才能があると知り、パリの音楽学校のオーデションを勧める教師。
驚くポーラは悩みます。オーデションを受けて自分の可能性を信じたい。
けれど、家業を手伝っているポーラは自分がパリに行ったら・・と、考えます。
家族に相談すると・・反対され、失望しつつ夢を諦めるポーラ。
ポーラは家族の通訳でもあるのでいなくなると困るのです。
家族は彼女の歌声を聴くこともできず、その才能も知らないまま・・。
見ていてとても歯がゆい。
家族に彼女の声を聞かせてあげたいと思いました。
今時の若い子なら・・自分の夢を諦めるのかなあ・・とも。優しいポーラだからこそ、夢を諦めてしまう決断を。
それを知り、彼女の家族に事情を説明する音楽教師、友人たち。
オーデションに向かうまでの緊張、ハラハラ感も良い。
特にラストシーン、ポーラが家族とハグするシーンは最高。
彼女の母の思いも知り、涙、涙でした。
弟が面白くてポーラ友人が家に来た時、色々と質問するのですが、彼は手話を理解出来ないし、弟は必死で言いたいことを伝える。
このシーン、爆笑。
本当に仲良しのポーラ家族たち。
基本内容は「コーダ あいのうた」と、同じだと思います。
アメリカ版の方は明るく、家族愛をもっと強く?描いているようす。いつか見たい。
でも、私はこのフランス版が好きですね。
ポーラを演じたルアンヌ・エメラの歌が素晴らしいと思うし、初恋も可愛い。
後半はとにかく泣けました。
すごく素敵な映画なのでおすすめ。
アマゾンプライムビデオ、ネットフリックスでも見放題です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★5個(満点5個)