一夫多妻制が嫌ですね。それが普通・・というのが信じられない。文化の違いだけじゃ理解出来ないことが多かったです。
2016年製作・ドイツ・イスラエル・87分
ネタバレ度50%くらい
ストーリー
家父長制の濃いベドウィンの家長が2番目の妻を迎える。若い妻が来ることで苛立つ第一夫人。
こんな感じで始まります。
当然、第一夫人も次の妻が来ることは面白くない、嫌なのです。でも、それに逆らえるはずもなくて・・苛立って娘と衝突。
まだ若い娘は母の苦悩を理解できず、呑気に彼氏との恋に夢中。
それを知り、娘の恋に警告する母。
それでも娘は母の思いを知らず反抗、結婚したいと怒り出します。
母にすれば、そんな娘を夫に知られたら・・大変なことになるとわかっています。
だからこそ、必死で娘を怒り、考え直すように注意するのですが。
夫は若い2番目の妻を連れて新婚旅行へ。
娘は彼氏に夢中、父に話せば理解してくれる、と信じています。でも、母親はそんなことは許されない、と知っています。
娘を思っているからこそ、警告してるのに・・。
ついに娘は彼氏を家に連れて来てしまいます。
夫に知られたら・・と、慌てて彼氏に帰るよう強く言う母。でも、夫が帰って来てすべての事情を知ってしまいます。
怒った父親が娘、母親に取った行動は・・と、いう展開です。
かなりネタバレに書いてしまいましたが、興味深く視聴。
日本とはまるで違う世界の話で驚きの連続でした。
どんな事があっても、家長に逆らうことが出来ない苦悩。
難しいですね。
見ていて重く苦しい気持ちになった作品でした。
でも、この国では普通、当たり前のことなんですよね。
男尊女卑という言葉を思い出した映画です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)