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映画「私というパズル」自分の傷と向き合う女性

自宅出産で人生が変わってしまう女性の物語。主演のバネッサ・カービーは第77回ベネチア国際映画祭、最優秀女優賞を受賞。

2020年製作・カナダ・ハンガリーアメリカ合作・126分

ネタバレ度40%くらい

ストーリー

ボストンで暮らすマーサ(バネッサ・カービー)は赤ちゃんを自宅で出産する予定。

助産婦イヴに支えられ出産するが・・赤ちゃんは亡くなってしまう。

 

こんな内容です。

出産は危険なものであり、それを理解してるはずのマーサ。

けれど、彼女は自宅で出産する事を選択。

大変なことになってしまいます。

 

マーサのパートナー・ショーン(シャイア・ラブーフ)と悲しみの中で決意した2人。

助産婦の判断が遅い、という事で彼女を告訴。

これにはマーサ母の強い意志もあります。

娘が死産で苦悩してるのにこの母親も・・・という流れ。

 

それにしても冒頭、出産シーンがあるのですがかなりリアル。長い間、出産で苦しむマーサ、励ますショーンが描かれてます。

まさか・・赤ちゃんが死んでしまうとは驚きでした。

その後がこの作品の本編です。

 

マーサ母の存在も割ときつい感じですね。

そして、傷ついてるはずのマーサですが割と淡々として職場復帰も。

号泣して良いはずなのになぜ?という雰囲気。

最後の方でやっと、自分の感情を素直に出せたマーサという流れでした。

可哀想で私は泣けてしまいました。

自分の中で育った命を失う、ものすごい事だと思います。でも、マーサの悲しみを封印してる感が切なかった。

女性ならきっと、感情移入してしまう映画だと思いました。

 

時間をかけて自分の傷と向き合い、再生する姿を描いてる作品。

子供は死んでしまったけれど、母乳が出るシーンは切ない。

大切な命と向き合うマーサを演じたバネッサ・カービーの演技は痛いほどに伝わってきます。

そして出産シーンも本当に凄かった。後半は法廷シーンも。

 

男性はこの出産シーンは覚悟して観た方が良いです。

他の作品よりリアルです。

かなり暗い映画です。ネットフリックス視聴。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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