父親殺害の事件を取材する心理描写が興味深かったです。
2021年製作・119分・G・日本
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
父親を殺害した女子大生・聖山環菜(芳根京子)が逮捕され、公認心理師・真壁由紀(北川景子)は事件を取材する。
しかし環菜の供述に自分を重ねてしまう由紀。
こんな感じ、グイグイと引き込まれます。
由紀の夫・我聞役には窪塚洋介、従兄弟・庵野迦葉役に中村倫也。
由紀の母・昭菜役に木村佳乃、由紀の父・那雄人役に板尾創路など。
由紀は環菜と面会し事件には裏があると考え、幼少時代の頃まで調査します。
これにより大変な事実が判明・・そして由紀の苦しい過去も明らかになります。
この流れが物凄くテンポ良く、時間の流れも感じませんでした。
弁護士・迦葉との関係も複雑ですね。
子供の頃の記憶って大人になっても割と覚えているんですよね。でも、嫌な記憶の場合、「忘れたふり」をしてることも。
それと向き合う由紀だからこそ、環菜も法廷で思いを吐き出せたのだと思います。
あまりに可哀想で辛い流れでした。
誰が悪いのか・・環菜の母も悪い!と思ったのですがこれも闇が深い。
結局、悪いのは男!と言いたい。毒親でしょうか。
環菜の父はあり得ないことをしてたと思います。
だから大人になっても怯えて壊れている環菜でしょう。
みんな傷ついている・・と感じた重い作品。恋愛映画ではありません。
もっと深い人間ドラマです。
環菜を演じた芳根京子の演技は素晴らしい。
サスペンスなので是非、前情報なしで観て欲しい作品です。
ネットフリックス見放題で視聴、おすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)