3人の女性たちの母性を描いてる作品。子供を誘拐した事は犯罪だけれど、その思いは理解できますね。
2016年製作・アメリカ・111分
ネタバレ度50%くらい
ストーリー
車上生活を送るタルーラ(エリオット・ペイジ)は恋人ニコと別れ悲しかった。
ニコの母マーゴ(アリソン・ジャネイ)が住むニューヨークへ行くも、追い返されてしまう。
高級ホテルでタルーラを客室係と思い込んだ女性キャロライン(タミー・ブランチャード)は娘をタルーラに押し付け外出。
勝手な母親・・と子供を不憫に思うタルーラはその子を連れ去ってしまう。
こんな感じで子供を誘拐する気はないけれど、結果的には罪を犯してしまったタルーラ。
キャロラインは子供に興味もなく、タルーラに押し付け遊びに行ったのです。
母親だけど育児放棄ですよね。タルーラは衝動的に子供を連れて行ってしまうのでした。
育児放棄された子でも・・連れ去るのは犯罪、誘拐です。
そこまで深く考えないのがタルーラなのです。
お金もないタルーラはニコ母マーゴを頼り家に。
図々しいタルーラに呆れながらも、「ニコの子」と、嘘を信じて家に置くマーゴ。
新聞で誘拐事件になってると知り、怯えるタルーラ。
子供を誘拐された!と、大騒ぎで警察に事情を聞かれるキャロライン。子供がいなくなり、母性が目覚めたのか・・悲しくなります。
夫の気持ちを取り戻すため、子供を産んだけれど・・彼女には育てる気もなくて邪魔だったのです。
マーゴはタルーラが何かを隠してると感じ、話すように言うのですが。
3人の女性、それぞれに違う母性というか、感情で気持ちが伝わる作品でした。
子供を産んだことのないタルーラですが、子供を守ろうとする思いがありました。
子供の母親だけれど、育てる気も愛する気もなかったキャロライン。
ニコの母マーゴは、タルーラを守ってあげようと必死。最初、追い出したほどに嫌がっていたのに。
嫌な相手でも少し関われば、その人を理解しようとして嫌な気持ちも薄れていくのかも。
特に女性は守りたい、と思いがあるのだと感じました。
うまく説明出来ないけれど、とても良い映画です。
未視聴の方、おすすめ。
ネットフリックス視聴です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)