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映画「ラストレター」手紙で伝える想い

愛する家族の死、淡い初恋、懐かしい学生時代・・心の再生と成長を描いた優しいラブストーリー。

原作、脚本、監督は岩井俊二。ネットフリックス、プライムビデオでも視聴できます。

2020年製作・日本・121分・G

ネタバレ度40%くらい

ストーリー

姉・未咲の葬儀に出席した裕里(松たか子)は、未咲の娘・鮎美(広瀬すず)から、同窓会の案内状が届いてる事を知る。

姉の死を知らせるため、同窓会に行く裕里だったが、姉と勘違いされ事実を言えなくなってしまう。

同窓会で初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会した裕里は姉のフリをしたまま手紙のやりとりをする事に。

 

少し複雑な内容でした。

松たか子演じる裕里の高校生時代を森七菜。

姉・未咲の大人時代、高校生時代を広瀬すずが演じてます。

乙坂鏡史郎の大人時代を福山雅治、高校生時代を神木隆之介が演じてます。

他に、豊川悦司中山美穂木内みどり庵野秀明の出演も。

 

子供の頃から、姉には色々な事で勝てなかった裕里。

ある日、初恋相手の乙坂鏡史郎が姉に恋してる事を知りショックを受けます。

もちろん、自分の感情は隠したまま・・。

姉へラブレターを渡してほしい、と鏡史郎に何度も頼まれる裕里ですが・・。

 

同窓会で再会後・・

最初、鏡史郎は未咲が亡くなっていることを知らず、メールを出し続けます。

それを受け取る裕里は黙って姉のフリをして返事を・・という流れ。

メールから手紙になり・・。

 

鏡史郎の手紙は未咲の実家に届く関係で、鮎美、颯香に知られてしまいます。2人は母への手紙を読んでしまい、ラブレターと驚き返事を書いてしまいます。

何も知らず、鮎美、颯香たちからの返事を未咲からの手紙・・と受け取る鏡史郎。

裕里は鏡史郎に嘘をついてた事を気にして、事実を打ち明けます。

姉は自殺であり、周囲には病気で亡くなった事にしている、と。

未咲をずっと思い続け、小説にもしていた鏡史郎は驚きショックを受けます。

 

鏡史郎が書いた小説「未咲」を読んでる鮎美たちは、鏡史郎に思われていた母を思い、嬉しくなります。

高校時代、マドンナであった未咲が何故、落ちぶれた感?ある豊川悦司と結婚したのか・・。

自分にないものを求めていたのかな、とか。

母は亡くなってしまったけれど、鏡史郎の本と手紙で「愛されていた」と強く感じる鮎美はきっと、強く賢い女性になるでしょう。

 

裕里は鏡史郎に片思いしてたけれど、三角関係のようなドロドロはありません。

あくまでも美しい恋の思い出・・という映像と展開の作品ですね。

若手の広瀬すず、森七菜の無邪気な演技も可愛い。

広瀬すずは大人びてる雰囲気も素敵でした。

松たか子は文句ないですし、真面目な高校生を演じた神木隆之介もすごく良かったです。

 

岩井作品なので映像、雰囲気は大好きなタイプ。

携帯のある時代に手紙で思いを届ける、という展開も好きでした。物凄く面白い映画ではなくて、雰囲気で観る作品という感じ。

特に大きな事件は起こりません。

この雰囲気は人によっては退屈に感じるかも😅

私は好きでした。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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