ユニークな家族写真で有名な浅田政志氏の実話を基にした作品。
家族の愛、絆に過去、現在を加えたオリジナル要素も。
アマゾンプライムビデオで視聴。
2020年製作・127分・G・日本
ネタバレ度60%くらい
ストーリー
4人家族の次男として育ち、父からプレゼントされたカメラで写真家になった政志(二宮和也)。
明るく優しい両親と兄に見守られながら、写真専門学校に進学、卒業制作には家族を選び、思い出のシーンを写す。
こんな内容です。
主人公・政志を二宮和也くんが演じてます。
両親は風吹ジュン、平田満、兄役には妻夫木聡。恋人役は黒木華など。
前半は底抜けに明るい浅田家族を描いてます。
政志はユニークというか、自分が興味を持ったものしか写そうとしません。毎日、のんびりしてるようで色々考えているタイプでしょうか。
そんな呑気な息子を優しく見守る両親、兄たち。
本当に優しく明るい家庭に育った政志なので、あんなユニークな写真を撮る方法を思いついたのかな、と。
卒業制作の被写体に家族を選び、「大人になったら何になりたかった?」などと親に質問。
父親は「消防士に憧れていた」と、知る政志は知人に頼み、消防車と一緒に写真を撮らせてもらいます。
他にも母親は、政治に興味を持っていたのか・・選挙カーに乗ったシーン、海女さんなどを撮ったり。
家族でヒーローごっこの写真を撮ったり。
とにかく普通じゃ考えつかない方法で家族写真を撮る政志。
この前半はとにかく楽しかったです。
この写真で学校長賞を受賞。
卒業後はのんびりとしていた政志でしたが・・。
浅田家の写真集を出すことになり、色々な家族を撮ることにも繋がります。
この家族写真を撮る時も、本当に様々な設定でコスプレしたり面白いのです。
彼の写真には愛と真実がありますね。
そんなある日、2011年3月11日・・東日本大震災が発生。
現地に行き、被災者たちの思い出の写真を洗ったり、家族写真を探す手伝いを。
そんな中で政志が感じ、体験したシーンがとても良かったです。
必死で明るく笑顔を作り、笑った顔を写真に・・と、被災者家族たち。
シャッターを切る政志の目にも涙が・・このシーンは本当に素敵で泣けてしまいます。
二宮くんだからこそ、あの演技が光るのだと感じたシーンですね。
とにかく前半は明るく、後半はやや重い内容になりますがおすすめの映画です。
最後まで明るくコミカルな作品なので怖がらずに観て欲しいです。
未視聴の方、観て欲しい映画ですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)