聾唖の少女が突然、耳が聞こえて話せるように。しかも病人を治して奇跡を起こす。人々は聖母マリアの再来・・と騒ぎ始める。
原作はイギリスのホラー作家ジェームズ・ハーバートの小説。
2021年製作・アメリカ・99分
ネタバレ度60%くらい
ストーリー
ジャーナリスト・ジェリーは取材のネタを探していた時、教会の敷地内の木の洞に古い人形を見つける。
お守りだと説明を受けたが、「古いお守りが壊された時、家畜の怪死が始まった」と、記事を書くために人形を踏み潰してしまう。
こんな感じで始まります。
夜、木の洞に行くとアリスがお祈りをしていたのを聞くジェリー。
しかし、彼女は生まれつき耳が聞こえず、話すことも出来ません。
ある日、教会に集まっている人々の前でアリスは「ある女性の方から・・メッセージがあります」と、話します。
聾唖者の彼女が喋ったので驚く人々。
マリアという女性から、歩けない少年に歩くようにいわれ・・指示を出します。
歩けない少年は人々の前で、車椅子から立ち上がり歩き出します。
「マリア様の再来」と、アリスに祈る人々。
ジェリーはすべて撮影、録画をしてメディアに流し、小さな村は大混乱に。
一部の人は聖母マリアを目撃している、奇跡が起きた、などど話す
、牧師たち。
皆、アリスに会いたがり混乱状態に。
しかし、「これがマリア様の望みなの」と、人々の前で話すアリス。
一方、ヘイガン神父は壊れた人形を発見。
悪魔に脅され、体調が悪化するも・・アリスが手を胸に置くと病気が治ってしまう。
歩けなかった少年の病気も完治、理解出来ない状況が続く。
ジェリーは、踏み潰した人形には悪魔を閉じ込めてあった・・と、知る。
ヘイガン神父はサタンに脅され、殺害されるが自殺として処理される。
村には観光客も増え、皆がアリスに会いたがっていた。
マリア・エルノアという女性が魔女でありながら、サタンの花嫁だった・・と、古い本で知るジェリー。
マリアは聖母マリアの代弁者だと主張したが、オークの木に吊るされ、遺灰と魂をカーン・ベビー(人形)に封じ込められていた。
魂を捧げた者は病気が治り、刃向かった者は非業の死を遂げた。
マリアはサタンの僕、マリアの顔には聖母マリアを模した仮面が釘で打ち付けられた。
マリアの死後、治ったはずの病気も元通りに。
ヘイガン神父はこの本を見つけ、殺された、と考えるジェリー。
聖母のフリをしたマリア・エルノアによる悪魔の仕業・・と。
マリア・エルノアを信じたアリスは病気が治り、聖母マリアと信じて信者を増やしていた。
信じれば病気が治るのならば・・サタンでも信じて良いかな、とか。まあ、仕返しも怖いけれど。
この場合、素直にアリスのように信じれば悪いことは起きなそう。
でも、ヘイガン神父の件もありますしね。
この後、大変な展開に。
すごく興味深くて面白かったです、おすすめ。
ホラーですがグロシーンはありません。
アマゾンプライムビデオで視聴。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)