ルッカのあらすじ園

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映画「燃ゆる女の肖像」禁じられた恋

18世紀のフランス女性たちの恋、人生を繊細に描いてる作品です。

2019年製作・フランス・PG12122

前半ネタバレ度30%(後半ネタバレ度90%

ストーリー

18世紀フランス

画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)はブルターニュの貴婦人から、娘エロイーズ(アデル・エネル)の肖像画を描いて欲しい、と依頼される。

孤島にある屋敷まで行き、肖像画は見合いのためだと知るマリアンヌ。

 

静かで地味な感じで始まります。

男性はほとんど登場しませんでした。通行人程度かな。

マリアンヌはエロイーズの肖像画を描きたいのですが、モデルとしてじっくり座って顔も見せてくれません。

でも、お嬢様だし文句も言えないマリアンヌ。

 

モデルになってくれないので、すれ違った時の雰囲気や手元、口元だけで想像、必死で描き上げます。

でも、「これは私じゃない」と、却下されてしまいます。

まあ、キチンとモデルとしてジッと座ってくれないのだから、描きにくい相手でしょうね。

もっとネタバレを知りたい方は

90%のネタバレ

 

エロイーズ母がいない時、メイドのソフィが妊娠。

産めないので中絶するのですが・・経験のあるというマリアンヌがその方法を教えます。

エロイーズも手伝い、3人で薬草を採って飲ませたり・・走らせたりするのですがダメ。

結局、ある女性に頼み中絶してもらいます。

麻酔もない時代、すごい痛そうでした。

 

そんな事もあり、「もっと私を知って欲しい。私にも感情があるのよ」と、いうエロイーズと親しくなるマリアンヌ。

2人は次第に親しくなり、愛し合うように・・😅

えっ?そっち系なの?と、驚きました。

 

エロイーズには結婚が決まっているので短い間だけの幸せです。

深く愛し合いエロイーズを知ったマリアンヌは肖像画を完成させ、納得させます。

いずれ別れる事がわかってる2人・・。エロイーズに頼まれ、記念にマリアンヌは自分の裸像を本の28ページに描きます。

このシーン、下半身は全裸なのですが・・ボカシ方が酷い😂

あれじゃ、漫画のような編集です。

 

記念に絵を完成させ、大切に本を持っているエロイーズ。

彼女の母も戻り、完成した肖像画に納得。お金をマリアンヌに支払い、彼女も家を去ることに。

 

数年後、最初に再会したのはエロイーズと子供が一緒にいる絵でした。本を持ち、「28ページ」と記載も。

結婚後、子供が出来た彼女を絵で知ったマリアンヌ。

 

最後に会ったのは・・劇場。

劇場の席に座ったマリアンヌは、向こう側の席にエロイーズが座っているのを見つけます。

けれど、エロイーズは一度も振り返りません。

自分を見てくれないエロイーズ・・。

エロイーズは、マリアンヌが向こう側に座っていたのに気づいてました。けれど、顔を合わせることもなく・・冷静を装い、涙を流し・・泣き笑い。

このシーンのエロイーズが素晴らしい表情でした。

 

出会ってから、短い日にちでも深く愛し合うことはあると思います。

それが別れなければならない。別れても忘れられない。そんな2人の切ない時間を繊細に描いてる作品だと思いました。

この時代、女性同士の恋愛なんて・・世間が認めるはずもなく。

 

特に事件も起きず、退屈に感じる人もいるでしょうね。

でも、私は2人のやりとりに引き込まれて視聴出来ました。

大人の女性同士の恋愛、おすすめです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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