完璧な人生なんてあり得ない。ただ過去を隠してるだけ。でも幸せなフリをすれば生きていけるでしょうね。
ネットフリックス視聴。
2022年製作・アメリカ・115分
ネタバレ度30%(後半ネタバレ度90%)
ストーリー
ニューヨーカー/アーニー・ファネーリ(ミラ・クニス)は一流雑誌のライター、完璧な人生を歩んでいた。
夢に描いた島での結婚式を控えていたある日、映画監督に招待される。
こんな感じでスタートする作品。
彼女は素敵なニューヨーカー!完璧を目指して賢く生きているけれど、誰にでも秘密はあるのでした。
映画監督に招かれたことで、名門校に通っていた時代の辛い過去を思い出してしまいます。
財閥ルークとの結婚式を控えているのに・・過去の不安で爆発しそうなアーニー。
もっと知りたい方は
↓
↓
↓
90%のネタバレ
高校時代、パーティで泥酔したティファニー(アーニー)はディーン、リアムらに集団でレイプされてしまう。
拒否したが彼女には不可能だった。帰り道、ラーソン先生と出会い、病院へ行くことを勧められたが拒否するティファニー。
母に知られれば怒られる、と怯える。
ある日、学校で銃乱射撃事件が起きて大勢の生徒が死亡、生き残ったティファニー。
この事件でディーンは足を撃たれ、車イス生活。
(現在は銃規制活動をしている)
葬儀の日、足を負傷したディーンは大嘘をついた。
「親友2人と寝た女と付き合いたくないから、ティファニーをフッた。彼女が複数の男子と付き合ったせいで・・」と。
それに怒ったティファニーが銃撃に加担した、と。
ティファニーがレイプされたと知り、「こんな子に育てた覚えはない」と、激怒の母。
こんな母だから知られたくないティファニーだった。
フィニーから、銃乱射撃事件のインタビューを受けて欲しい、ドキュメンタリーにしたいと提案されるアーニー。
当日、ディーンは来ない、と知り引き受ける。
フィニーも彼女が集団で暴行された事件を知っている。
学校でインタビューを受けている途中、ディーンが来て中止するアーニー。
上司に自分の集団レイプ事件のエッセイを書いて見せるアーニー。
(ティファニーは後に、アーニーと改名)
上司も同じような経験があった。
「無理強いはしない。でも誰も読まないと思って書きなさい」と、忠告される。
本気で書かなければ、NYタイムズは認めてくれないと。
彼女に謝罪したい、と言い出すディーンと会うアーニー。
取引を提案するディーン。
「君があの夜のことを黙っていてくれれば・・銃撃事件とは無関係と証言するよ」と。
ディーンは車イスなので、それを理由に周囲の同情をかって本も出している。
けれど、被害者のアーニーには誰も振り向いてくれない。
追い詰め「俺は君をレイプした」と、言わせるアーニーは録音していた。
結婚式の前日、NYタイムズにアーニーのエッセイ記事が載る。
ショックで激怒する婚約者ルークに呆れるアーニー。
ルークは大金持ち、結婚すればセレブな世界が待っていたが最後は結婚せず。
貧しいアーニーは必死で今の地位まで上ってきた。
「私は大丈夫」と、自分に言い聞かせていたアーニー。
もっと早くに自分に正直でいるべきだった、と。
NYタイムズにエッセイを書いた理由は、名誉回復と傷つけた人に復讐するため。
エッセイを読んだ女性たちはアーニーを応援。
TVに出演、自分の体験を話すべき、と発言するアーニー。
高校時代の銃撃事件、犯人はベンたち。
胸の上にディーンが排便したショックで自殺未遂をしたベン。
レイプされ、泣き寝入りのティファニーに怒りながらも仲間意識。
彼女にもディーンを撃て!と、銃を渡すけど、撃てなかったティファニー。
邦題は違うと思いますね。
自分の辛い体験を最初は言えず、でも強く生きていこうと決意。結婚もやめて堂々とするアーニーが素敵でした。
それにしても、このタイプの作品が多い・・それだけ事件も多いということなのでしょうね。
もっと軽い作品だと思ったけれど、重い内容で引き込まれました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)