1998年にリリースされた中島みゆきの「糸」をモチーフにした作品。平成元年に生まれた男女18年間の物語。
ネットフリックス、プライムビデオで見放題。
2020年制作・G・日本・130分
監督 瀬々敬久
原案 平野隆
脚本 林民夫
ネタバレ度30%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
平成元年、高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)は北海道に生まれる。
2人は13歳の時に出会ったが、葵の母親は男と問題があり突然、消えてしまう。
必死で葵を探し、駆け落ちしようとする漣は警察に捕まり、保護されてしまう2人。
その後、葵は北海道から引っ越してしまう。
こんな感じで2人の人生を描いてます。
すれ違いの人生であり、じれったい感じもありますね。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ
8年後
北海道のチーズ工房で働いている漣は、友人の結婚式で葵と再会。
「世界中を飛び回って生きる」と、いう葵。
「俺は普通にここで暮らす」と、言う漣。
生活保護の通知で、母が亡くなっていたことを知る葵。
葵は生活費、学費のためキャバクラで働いて令子・水島らと出会う。
ファンドマネージャー・水島(斎藤工)と暮らしていた葵だが・・水島の事業は破綻・・お金を葵に残して消える。
客とトラブルを起こし、クビになった令子と一緒にお金を稼ぎ、自分たちのネイリスト店を経営することに。
妻の香(榮倉奈々)から、腫瘍が見つかった・・と告白される漣、家族たち。
帝王切開で出産後、手術で腫瘍を摘出するも3年後、香は逝去。
漣が長女・結を育てる。
シンガポールで順調に店を経営してた葵と令子だったが・・。令子は勝手に店のお金を不動産に使用、借金までして逃走。
令子と再会するが・・文句を言えない葵は水島(斎藤工)から受け取ったお金で精算、日本に帰る。
香の死後もチーズ工房にいた漣だったが、もう十分だ、と義父に言われて家を出る。
失敗したはずのチーズがミシュラン三つ星レストランに認められる漣。
葵は北海道で昔、世話になった子供食堂の記事を読み向かう。
子供食堂の女主人・村田節子(倍賞美津子)と再会、号泣する葵。
「泣いてる人がいたら、抱きしめてあげなさい、ってお母さんに言われたから」と、女の子に後ろから抱きしめられる葵。
女の子の父親が迎えに来て、漣と気が付かない葵。
葵が来ていた・・と知る漣はフェリー乗り場に急ぐ。
やっと、葵と再会する漣・・
抱き合う2人。
感想
ラストシーンは花火もあり、予想してたとはいえ良かった!と言える作品でしたね。
出会ってもすぐに結ばれることもなくて・・すれ違う2人の人生。
でもやっと最後には結ばれる・・という王道の物語。
何度も歌で流れる「糸」も良かったけど、多すぎな気も^^;
病気で亡くなる役の榮倉奈々、痩せて本当に大丈夫なのかと思うほどの役作りでした。
この作品は出演者も豪華であり、勿体無いほどの使い方も印象に残ります。
ロケも北海道、沖縄、シンガポールまでと制作費も凄かったでしょうね。
多くの女性がそうだけど、小松菜奈は本当にメイクで別人になれる人ですよね。この映画では素顔っぽい雰囲気、顔が最高に可愛かったです。
何よりも、この映画で菅田将暉、小松菜奈が結婚・・・という流れには驚きます。
予想通りのラストだったけれど、恋愛映画って良いなあ・・と改めて思えた作品でした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)