ルッカのあらすじ園

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映画「漁港の肉子ちゃん」あらすじと感想

明石家さんま企画・プロデュースで直木賞作家・西加奈子ベストセラー小説をアニメ化。

ネットフリックス、プライムビデオで見放題です。

優しく楽しい家族の物語です。

2021年制作・日本・G・97分

監督 渡辺歩

原作 西加奈子

脚本 大島里美

ネタバレ度90%

ストーリー

漁港で暮らす食いしん坊で、優しく能天気な肉子ちゃんは惚れっぽい。

今までも何人もの男性に騙され、お金も取られていたが気にしない性格。その度に引越し、友達と離れるのが寂しい娘のキクコは11歳。

母に似合わずしっかり者で顔も似ていない。

現在はやっと、漁港の焼き肉屋・大将サッサンの店に落ち着き、店を手伝いながら住み込みをしてる2人。

条件は、お腹を壊さないこと、だった。サッサンは肉子、キクコを肉親のように大切に思っていた。

 

コメディ風ですが大笑いするわけでもなく、全体的に太めでお茶目な肉子ちゃんがドジなので笑ってしまう感じ。

声優を務めてる大竹しのぶさんを思いだしながらも、色々な声が出るのだなあ・・という感想。

ジブリほどファンタジジーで綺麗な内容ではなくて、リアルな2人の生活を描いてます。

 

男に騙された肉子ちゃん、その友人、そしてキクコちゃん。周囲の友達たちと普通の生活感いっぱいな雰囲気。

食事する時の肉子ちゃんがすごい勢いで、さすがに笑ってしまいます。一気に食べてしまうから。

呑気な肉子ちゃんが母親なので、キクコちゃんはしっかりしないと!って雰囲気。

子供なのに親に心配かけまいと我慢したり、苦労も多い女の子。

唯一の癒しは謎の多い男の子、二宮くんと話すこと。

 

ある日、肉子ちゃんには言わず、お腹が痛いのを我慢してたキクコちゃんは盲腸に。

サッサンから肉子に黙って我慢した理由を聞かれ、

「私は望まれて生まれてきた子じゃないから・・」と、泣き出すキクコ。

大人になっても辛い思い、恥ずかしい思いは沢山する。

だから、子供のうちに沢山、迷惑かけたり、傷ついたりしてそれでも生きていく。遠慮なんてするな、と言うサッサン。

 

母・肉子の秘密を知っていたキクコ。

昔、肉子が若い頃、友人みうと一緒に住んでいた。子供が出来ないと思っていたみうが妊娠。

出産後、キクコを置いて家を出てしまったのだ。みうの代わりに母としてキクコを育てていた肉子。

「私は捨てられた」と、悲しみのキクコ。

けれど、みうはその後、2人を探してキクコの運動会にも来ていたことが判明。

「若かったから・・」と、当時のみうを庇う肉子。

似てないけれど、そんな優しい肉子が大好き、と言うキクコ。

キクコはみうの若い頃にそっくりだった。

 

以前、見せてくれた二宮の模型・・小さな海辺の町だった。

今と思い出と夢が詰まっていた。

そんな二宮を思うキクコ。

そして・・キクコも女の子に・・。

「おめでとう」と、笑顔の肉子ちゃん。

―完―

可愛い肉子ちゃんとキクコちゃんでした。

本当の親子じゃない・・とはびっくりだったけど、愛情いっぱいの肉子ちゃんは本当のお母さんですよね。

みうもそんな優しい肉子ちゃんだから、娘を託したのでしょう。

まあ、悪い言い方をすれば捨てた・・とも^^;

 

二宮との繋がりをもう少し見たかったかも。

女の子同士のモヤモヤもあり、思春期のキクコちゃんの悩みもあり。サッサンも祖父のようにやさしく。

キクコちゃんの声はCocomiさんです。

愛が溢れる作品でした。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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