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映画「そしてバトンは渡された」台詞入りネタバレあらすじと感想

原作は2019年に本屋大賞を受賞した同名ベストセラー!血の繋がりのない親子の絆を描いてる作品。

マジで泣けてしまう感動の物語です。

ネットフリックス視聴、プライムビデオでは有料です。

2021年制作・日本・137

監督 前田哲

脚本 橋本裕志

原作 瀬尾まいこ

ネタバレ度30%(後半ネタバレ度90%

ストーリー

高校3年生の森宮優子(永野芽郁)は優しい父(田中圭)と2人暮らし。

泣きたい時も、母の「笑うともっと可愛くなるわよ」と言葉を思い出し笑顔で過ごしている。

そのため、学校の友人たちからは「いつも笑って良い顔をしてる」と嫌味を言われることも。そんな事も気にしない優子はクラスでも浮いてる存在。

ある日、卒業式の合唱のピアノ奏者を押し付けられる優子。

 

こんな感じで始まります。

優しい笑顔の優子を演じる永野芽郁がキャラにピッタリ!という感じ。辛くても笑顔で過ごす主人公ですね。

父を演じるのは田中圭、優子は敬意を込めて「森宮さん」と、呼んでいます。

この少し変わった親子関係から、驚きの母親が深く繋がり・・という素晴らしい作品。

もっと知りたい方

90%のネタバレ

 

梨花石原さとみ)は魔性の女!狙った獲物は外さない。

夫として最初に選んだのは水戸秀平(大森南朋)。

幼いみぃたんと3人で楽しく暮らすが突然、秀平は自分のチョコレートを創りたい!と、ブラジル移住を勝手に決める。

ブラジルなど行きたくない、と反対する梨花はみぃたんと日本で暮らす事に。

結果、2人は離婚。みぃたんを引き取る梨花

 

仕事をしながら、みぃたんを育てる梨花だが限界を感じ始める。

ブラジルの父に手紙を書き、泣いているみぃたんに言う梨花

「笑っていれば、いろんなラッキーが転がり込む」

どんな時でも笑顔で、と言う梨花

梨花を慕うみぃたんは、体を心配・・

「わたし、兄弟もいないし・・ママは長生きする?」

「わたしは・・すっごく丈夫だから」と、笑顔で答える梨花

 

森宮壮介(田中圭)は競争が苦手、真面目なサラリーマン。

優子を嫁に出すまで再婚はしない、と決めていた。

 

東京音大に推薦が決まっている同級生の早瀬賢人(岡田健史)が、料理専門学校に行く気・・と知る優子は驚く。

ピアノが上手い早瀬が何故、音大に行かないのか理解出来ない。しかし、母親(戸田菜穂)が厳しいので自由が欲しい早瀬だった。

親子喧嘩を目撃する優子は

「本当の親子だから、喧嘩できるんだよね」と、言う。

優子が父親と血の繋がりがない、と知る早瀬。

「お互いを尊重できて、実の親子より余程いいよ」と言う。

優子の家で、森宮の作る食事を食べる早瀬は母がいないと知る。

 

みぃたんを育てるため、泉ヶ原茂雄(市村正親)と再婚する梨花。豪邸には大きなピアノもあり、3人で幸せに暮らす。

パートから解放され、富豪夫人となり、優雅に暮らせるようになる梨花

茂雄も2人に優しく良い人だった。

みぃたんはそれでも、ブラジルの父に手紙を書いていたが・・返事は1度も来なかった。

 

1500万の預金通帳を優子に差し出し、「これでピアノ付きの家に住もう」と、提案する森宮。

驚く優子は笑顔で断り、「私は料理の道に進むんだよ」と、告げる。

合唱のピアノ演奏を練習する優子を見て、ピアノを買ってあげたいと思った優しい森宮だった。

 

2ヶ月間、家に戻らず高原で暮らしていた梨花が戻り、大喜びのみぃたん。

「こちらの家には週末だけ戻るわ。週末婚よ」と言い出す。

そんな梨花を理解する茂雄。

みぃたんには、「この家にいると息がつまるわ。新しい彼氏を作る」と、笑う梨花

 

優子に卒業お祝いの腕時計をプレゼントする森宮。

今までの感謝に・・と、食器セットを森宮にプレゼントする優子。

2人は偶然、ショッピングモールで早瀬がピアノを弾いてるのを目撃するが・・彼女と一緒でショックを受ける優子。

 

帰宅する梨花はみぃたんに

「東大出の男、見つけちゃった!水戸さんには夢があった。泉ヶ原さんにはお金があった。次は頭ね・・」と、笑う梨花

発表会もある、と言い出すみぃたんは再婚するのかと驚く。

「みぃたんが決めていいのよ」と、言う梨花

ママが大好きなみぃたんはママと一緒を選ぶ。

「僕のことは気にしなくて良いから。ピアノが弾きたくなったらいつでもおいで」と、微笑む泉ヶ原。

 

無事、卒業式を終えてピアノの伴奏も終わる優子。笑顔で見守る森宮、早瀬たち。

森宮の結婚式の日、「みぃたんです」と、言う女の子に驚く。

「もう4年生だし、今日から森宮優子になるんだから」と、梨花はみぃたん、森宮に告げる。

結婚式の日、梨花に娘がいたことを初めて知った森宮。

驚き、動揺しつつも優子を認める森宮は・・ピアノ伴奏の優子を見ながら・・当時を思い出していた。

あの小さなみぃたんがこんなに大きく成長、ピアノを弾いてる・・と感涙の森宮。

 

卒業後、一流レストランで働く息苦しさを感じ、街の洋食屋で働く優子は音大を辞めた早瀬と再会。音大を辞めた、と驚く。

 

家で森宮と食事する優子は、梨花とのきっかけを聞く。

同窓会に出席、帰ろうとした時に梨花から声をかけられた森宮。

「東大出て三丸商事に入ったんだって」と、接近する梨花

初恋相手の梨花から話しかけられ、舞い上がった森宮は

梨花は結婚相手じゃなくて・・優子ちゃんのお父さんを探してたんだよね」と言う。

梨花は家を出てずっと戻ってこない。

 

優子は音大をやめ、料理の勉強をしてる早瀬と結婚したい、と森宮に報告。

音大を簡単にやめた早瀬に会う森宮は、優子との結婚を許可しない。

早瀬の母に会い、結婚、料理のことを伝える優子。

息子のピアノに才能があると信じている母は、料理など無理だとわかっている。

 

結婚を許可してくれない森宮を考え、

「私には親が沢山いるから・・・外堀から埋めよう」と、早瀬に提案する優子。

母親は2人、父親は3人いる、と説明する優子に驚く早瀬。

 

早瀬と一緒に泉ヶ原茂雄に会いに行く優子。

結婚の報告に来てくれた優子に感激、大喜びの茂雄に質問する優子。

梨花との結婚は

「君のママは優子ちゃんを愛してたからだよ。ピアノを与えてくれるなら、誰でも良かったのだと思う」と言う。

今も連絡はなく、戻ってこない梨花だった。

 

アパートに戻る優子は、梨花からの荷物を受け取り驚く。

優子の実父・水戸秀平は現在、ブラジルではなくて日本で生活してる、と。当時、優子宛てに来た大量の手紙を渡さず、隠していた梨花

その手紙を読み、ブラジルで働きながら手紙を出していてくれた秀平を思う優子。

「パパの所に行きたい」と、言われるのが怖くて渡せなかった梨花

当時、書いた優子の手紙も出さなかった。

みぃたんを失うのが怖い梨花は、秀平に「みぃたんはパパを恨んでる」と、嘘の手紙を出していた。

私は最低の母親でした・・と、謝罪の梨花の手紙。

再婚してる現在の秀平に1度、会うように書いてあった。

 

秀平に会うか・・悩む優子に「実の父親に会うのは当たり前」と、会うことを勧める森宮。

早瀬と一緒に秀平に会いに行く優子。

梨花から当時、優子が書いた手紙を秀平に送っていたことを知る。

「もし・・あの時、私がパパについて行ったなら・・でも、私はママを選んだ」と、涙を流す優子。

 

早瀬は秀平に質問する。

「何故、そこまでして・・梨花さんは優子が水戸さんの元へ行くのを恐れたんですか?」

「みぃたんがいなければ・・生きていけなかっただんと思います」

秀平と知り合う前に、梨花は病気で子供を産めない体になっていた。

「みぃたんに愛情を注ぐことで、幸せを感じることができたんでしょう」と、言う秀平。

実父、梨花の思いを理解、涙を流す優子。

 

優子の親の話を聞いて、ピアノの道に戻る決意の早瀬。亡き実母のお墓に行き、報告をする優子。

森宮にピアノの道へ戻る、と報告する早瀬。

2人の結婚を認める森宮。

 

「ママに会いたい・・結婚式にも来て欲しい・・」と、言う優子。

泉ヶ原の家に行き、梨花の真実を知る優子たち。

梨花はずっと病気を隠して生きてきた。泉ヶ原も年であり、いつまで生きられるかわからない。

もしもの場合、優子に親がいなくなってしまう。だから、若い森宮と再婚を決意、優子を託した梨花だったのだ。

秀平とブラジルに行かなかったのも、健康に自信がなかったからだった。

森宮の家からいなくなったのも、病気が再発したせいだった。

そのうち、治療費に困り森宮を頼ろうとしたが・・それは優子のためのお金、と思い直した。

結果、泉ヶ原を選んだ梨花だった。

 

「どうして・・?ママが病気なら私が看病するのに・・私だって会いたかった・・なのに勝手に死んじゃって・・」と、涙を流す優子。

自分が死んでも優子には知らせないで欲しい、と泉ヶ原に伝えていた梨花

「きっと梨花はさあ・・優子ちゃんの中では元気なママでいたかったんじゃないかな」と、言う森宮。

 

結婚の報告を受け、喜んでいた梨花は衣装を選び、それを着た優子を見るのが生き甲斐だった。

「ママに見て欲しかった・・ママは何にも見ないでいっちゃったんだね・・」

「見てましたよ、卒業式は」と、教える泉ヶ原。

優子がピアノ演奏をした卒業式には、泉ヶ原と一緒に来ていた梨花だった。

梨花のすべてを理解し、涙をポロポロと流す優子。

 

泣いてる優子を心配する森宮。

「私・・泣いてなんかいないよ。こういう時こそ笑わなきゃ。だって・・ママはふらりと消えちゃっただけで・・どこかで生きてるんだもんね?」

梨花の棺の前、泣きながら笑顔を作る優子。

 

結婚式の日、梨花が選んだ衣装を着る優子。

「私は幸せだね。父親が3人もいて・・みんなに愛された。だから今の私がいるんだね」と。

エスコート役は実の父・秀平に頼むが断られる森宮。

優子のエスコートをすることに。

 

「俺からのバトン、しっかりと受け取れよな」と、早瀬に告げる森宮。

「そして・・バトンは僕の手に渡された・・」(早瀬賢人)

—完—

すごーく素敵な映画でした。

もう、泣いてしまうシーン、驚くシーンも沢山あって笑って泣いて・・という感じですね。

すべてのキャラがピッタリ似合ってるし、ちょっと怖めの役が多かった秀平を演じた大森南朋さん、すごく優しい笑顔のお父さんでした。

梨花を演じた石原さとみ永野芽郁の演技も最高でした。

 

血の繋がりなどなくても、これだけ愛して愛されて家族になれる、素敵なことだと思います。

でも、梨花が病気で・・という流れは驚きでしたが原作では生きているようです。

そして、「みぃたん」と「優子」が同じ人物・・という衝撃も。

かなり、部分的に原作と違う所もあるようす。

これをすべて読んでも、映像で見ると大きく感じる部分もあり、絶対に興味を持った人は映画を見て欲しいです。

それだけ素晴らしい作品、映画館で観たかったですね。

すべての人におすすめ。

長いのに最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★5個(満点5個)

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