生きるためには友人も切り捨てる!家族を守るためにも。ネットフリックス視聴。
2021年制作・ブラジル・94分
監督 アレクサンドル・モラット
脚本 アレクサンドル・モラット
ネタバレ度30%(後半ネタバレ度90%)
ストーリー
18歳のマテウス(クリスチャン・マリェイロス)の家は貧しい労働者階級だった。
家族に良い暮らしをさせたい・・と思い、サンパウロで仕事をする事に。
同郷の少年らと車で都会に行くマテウス。
こんな感じで始まります。
ブラジル映画であり、労働者階級という言葉だけでもう、内容がわかりそうな感じ。
田舎の若者が何も知らず、都会に働きに出る・・危険ですよね。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ
マテウスらが到着した場所は廃品処理工場だった。
雇い主ルカ(ロドリゴ・サントロ)に大切なIDカードを奪われ、賃金も搾取されるマテウスたち。
逃げ出したいが警察、近所もグルと知りショックを受ける。
実家の場所も知られているため、逃げても家族に被害が・・・と怯えるマテウスたち。
それでも過酷な労働から抜け出すため、ルカに提案するマテウス。
予定よりももっと働いて頑張るから、ここを早く抜け出したいと。予想外の提案に驚きつつ、マテウスらの働きに驚くルカ。
仲間にはルカに接近して、機嫌を取りながら情報を得ようというマテウス。
ある日、ルカに呼ばれ外に連れ出され、一緒に仕事をするマテウス。
ルカにも家族がいて貧しい出身であるが必死で働き、今の自分がいる、ということを知る。
そしてマテウスが驚いたのは・・ルカにもボスがいて言いなりに仕事をしているだけだった・・と。
仲間たちと抜け出すつもりだったマテウスだが・・ルカの生い立ちを知り考える。
仲間を裏切り、ルカと共に生きるか・・それとも仲間を裏切らず、皆と一緒に逃げ出すか。
新しく自分たちのように騙された若者が到着、マテウスは彼に仕事を教える立場に。
仲間からも、ルカと一緒のマテウスは皮肉を言われるように・・。
そしてルカが職場移動になった時、マテウスの昇進も決まる。
仲間を捨て、ルカと共に生きる選択をするマテウス。
―完―
マテウスの選択は間違いなかったのか?考えてしまいました。
あのまま工場にいても、まともな収入はありません。家族に良い暮らしをさせる事も出来ません。
過酷な労働で一生を終えるだけです。逃げることも不可能でしょう。
自分だけなら良いけど、家族を守る、生き抜くためには彼の選択は間違っていなかった・・と思ってしまいそう。
残酷な決断ですが難しいですね^^;
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)