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映画「クライシス」ネタバレあらすじ

実話を基に依存性の高い処方箋鎮痛剤の問題をリアルに描いたサスペンス。

2021年制作・アメリカ・118分

監督 ニコラス・ジャレッキー

脚本 ニコラス・ジャレッキー

ネタバレ度30%(後半ネタバレ度90%)

ストーリー

合成鎮痛剤オピオイドフェンタニルの密輸を捜査するジェイク(アーミー・ハマー)。

突然、亡くなった息子ディヴィッドの死の真相を究明しようと行動するシングルマザー/クレア(エヴァンジェリン・リリー)。

“非依存性”の鎮痛薬販売を計画する製薬会社の実態を知り、愕然とする大学教授ブラウアー博士(ゲイリー・オールドマン)。

この3人が必死でオピオイドの実態を追う。

アメリカ史上最悪とも言われる麻薬問題、オピオイド危機の物語。

もっと知りたい方

90%のネタバレ

 

妹エミーに会いにいくジェイクは、依存性の強い合成鎮痛剤オピオイドが外耳の神経に損傷を与え、聴力の40%が低下してると知る。

 

製薬会社では「クララロンは依存性のない鎮痛剤の先駆けとなるでしょう」と発表。

 

ホームレスが偽の処方箋を使用、薬局で手に入れた薬を買い戻す作戦で1年かけた。

アルメニア人の信用を得て、金の流れを見せるため)

新しい鎮痛剤フェンタニルは、ヘロインの100倍の効力のある薬で、中国の組織からカナダ経由で国内に流入

カナダ人らも仕留めれば、一斉検挙も可能となる。

ジェイクはこれを追い、潜入捜査を続けている。

 

研究所でクララロンを10日与えたマウスが全滅、驚くブラウアー。

7日までは正常、しかし8日めから異常に薬を求める行動となり、脳に依存性が出ていると判明。

 

処方された30日以内の服用であれば依存はない。30日以上服用した場合、依存の可能性はある。

臨床試験は成功している、ブラウアーの信用を落とす、彼は動物実験の結果にこだわっているだけ、と言う製薬会社/社長メグ。

 

大学のジェフに「あの薬はいずれ人を殺す。フェンタニル同様だ」と、警告するブラウアー。

しかし、勝てない、とブラウアーに告げるジェフ。

 

息子が死んだ真相を1人で追うクレアは、ディヴィッドは薬の過剰摂取で死んだのではなく、頭を打ち死亡、と探偵のダグラスから知る。

マザーが運び屋セドリックを殺させ、何も知らないディヴィッドは友人らと合宿中、荷物の中に薬を入れられた、と。

 

ジェイクは薬の依存症・妹エミーを救出、自宅で拘束。

マザーが若い運び屋セドリックら多数を殺してる、と知る。

今更、計画を変更する気もない。危険でもやる気のジェイク。

 

ブラウアーはメグの会社に行き話し合うが・・・。

「クララロンがオキシコドンより、1%でも良ければ世界を変えられる。動物実験のデータ65%は人間に当てはまらない」と言うメグ。

苦しんでいる患者のため、鎮痛剤を使う方が良いと。

「報告書を読めば、クララロンは使えない。なぜ製造する?」と呆れるブラウアー。

研究の援助も拒否、やらない、と断言するブラウアーは、過去のセクハラ問題を理由に大学を解雇されてしまう。

 

会議でFDAはクララロンを許可、リスクよりも利点に重きを置く。

製薬会社ノースライトに依存症の研究資金の準備として支援金を出すことに。

ブラウアーの研究データは無視されてしまう。

 

クレアが息子の死で勝手に調査してるのを知り、危険だ、と追い返すジェイク。

ミシガン大学の生物学の主任教授となるブラウアー。

 

取引の日、前金100万で薬を確認するジェイクだが・・怪しまれ銃撃戦となり負傷、敵は逃走。

新たな情報を得て、現場に行くとクレアが待機してるのを知る。

クレアはマザーを撃ち殺し、自分も撃たれてしまう。

ジェイクはクレアを撃った敵を撃ち、「金の奪い合いで仲間同士で殺し合った」というようにクレアの銃の指紋を消して現場に残す。

クレアを救出するジェイク。

 

オピオイド系の薬は毎年、新たに発売されている。

死亡者は毎年10万人を超え、年々20%増加。アメリカでの過去2年の死者数は・・ベトナム戦争の死者数を上回った」

依存性のある薬って本当に怖いですよね。

ジェイク妹のエミーはもう廃人のようでした。しかも薬を注射で自分の腕に打っていたのです。

まさにヘロインのような感じ。

それでも毎年、新たなオピオイド系の薬は発売されている現実。

 

私は頭痛持ちで鎮痛剤をかなり服用してるのでいつか・・トラブルが起きるのではと怖くなります。

でも、頭痛も辛いんですよね。

アメリカではこんな事件が起きてるとは・・正直、初めて知りました。

政府が許可した薬を製薬会社が製造、販売・・死者とは恐ろしい。でも普通、病院で処方された薬は飲んでしまう現実も。

映像で見ると怖さが増します。

 

薬を栄養剤のカプセルに詰め、販売されたらわからないですよね。

それを知らず、服用したらエミーのような状態になってしまう。

しかも過剰摂取すれば・・という危険も。マウスは全滅でしたから。

製薬会社も危険を知りつつ、儲けを重視しています。

映画としてもテンポ良く面白かったです。

未視聴の方、おすすめ。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★4個(満点5個)

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