2019年「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」の続編!
「007」シリーズ6代目ジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグが主役です。ネットフリックス視聴。
監督 ライアン・ジョンソン
脚本 ライアン・ジョンソン
2022年制作・アメリカ・139分
ネタバレ度30%(後半90%のネタバレ)
ストーリー
2020年パンデミックでロックダウン中、億万長者マイルズ・ブロンはプライベートなギリシャの島に友人たちを招待。
招待されたのは、
州知事クレア(キャスリン・ハーン)、
編集長バーディ・ジェイ(ケイト・ハドソン)、
インフルエンサーのデューク・コーディ(デイヴ・バウティスタ)、
科学者ライオネル・トゥーサン(レスリー・オドム・Jr)、
元仕事パートナー/カサンドラ・アンディ・ブランド(ジャネール・モネイ)。
バーディ/アシスタントのペグ(ジェシカ・ヘンウィック)。
デューク恋人/ウィスキー(マデリン・クライン)
ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)
招待後、島で殺人ミステリーゲームを開催するマイルズはブノワに「君は招待していない」と、言い出す。
実は他の誰かが招待ボックスを開けた後リセット、名探偵ブノワに送ったと判明。
マイルズは昔、皆で集まっていたバーと同じ名前「グラスオニオン」という豪邸を披露。
招待者は皆、マイルズの支援で成功している仲間たち。デュークは常に銃を持っている。
こんな感じで始まります。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ
屋敷の中、海水から抽出した新固形水素燃料クリアを説明するマイルズ。屋敷の動力源もクリアを使用と。
無謀だ、と反対するマイルズ部下・科学者ライオネル。
本物のモナリザの絵画を披露するマイルズ。セキュリティの解除方法も皆に教える。
クリアを屋敷で発表するため、モナリザを美術館からレンタルしていた。
ブノワを島に呼んだのはアンディ双子の妹/ヘレン。
姉アンディが自殺・・日記を読み、それを信じないヘレンは世界一有名な探偵ブノワに調査を依頼。そのため招待状を送った。
ブノワはヘレンにアンディの死を隠し、島のパーティには姉のフリで参加を提案。(双子だから)
昔、アンディを含むマイルズらは皆、挫折した若者だった。だが、マイルズは皆にアイディアを提供、次第に成功するバーディたち。
アンディはその過程をバー「グラスオニオン」のナプキンにメモ。
そのアイディアから、アルファを設立し大成功。
マイルズと仕事のパートナーとなるアンディだった。
2年前、幻覚剤の儀式でノルウェーの科学者と会い、水素燃料を売り込まれたマイルズ。
会社の全財産を投資すると言い出すが、アンディは大反対。
資金を半分に分け、会社を辞めると言い出すアンディを解雇するマイルズ。
裁判の争点は会社創設のアイディア知的所有権。
裁判で、ナプキンはマイルズが書いた、と嘘の証言をするバーディたち。
判決後、マイルズは偽のナプキンを公表。(自分の筆跡)
その後、アンディは自分が書いたナプキンを見つけ、写真を撮って裁判で嘘の証言をした4人にメール。(赤い封筒に入れる)
「ついに見つけた!あなたたちに最後のチャンスをあげる」と。
ブノワはヘレンに皆の殺人の動機、殺人当夜のアリバイを探る必要があるとアドバイス。
島でヘレンは殺人の動機などを調査・・しかし困難。
次にブノワはヘレンに赤い封筒を探すよう命じる。
そんな時、デュークはお酒を飲んで突然、死亡。
犯人は誰なのか?
マイルズは「彼は僕のグラスから飲んだ」と、言い出す。
デュークの銃、携帯も消えてしまう。
マイルズの計画で10時に20分間の停電となり、暗闇でブノワと話していたヘレンが撃たれてしまう。
しかし、アンディの日記を胸に入れていたため、助かったヘレン。
ブノワは「誰が僕を殺そうとした?」と、騒ぐマイルズに「あなたがデュークに自分のグラスを渡した」と、宣言。
堂々と皆の前で、グラスをデュークに渡していたマイルズ。
中身はパイナップルジュース入りのお酒、パイナップルにアレルギーのあるデュークだった。
デューク殺人の動機は、アンディの家に行く途中、バイクのデュークとすれ違っていたマイルズ。
デュークは皆の前で、「マイルズに轢き殺されかけた・・」と話していた。
携帯のネットニュースで、アンディ死亡を知ったデュークから脅されていたマイルズ。
赤い封筒を持ったヘレンが登場、封筒で困るのはマイルズ。
やっと、皆はアンディではなくて双子の妹ヘレンと理解。
事件当日、アンディが本物のナプキンを発見したのを知り、家に行き殺害するマイルズは自殺に見せかけて去っていた。
アンディの本物のナプキンを皆に見せるヘレンだが・・マイルズに燃やされてしまう。
一瞬のことで驚くヘレンたち。
皆「マイルズはナプキンを燃やしていない」と、マイルズを庇い嘘を言い出す。
呆れるヘレンにブノワは
「思い出せ、お姉さんがなぜ、会社を去ったのか・・」と、告げる。
証拠のナプキンを燃やされ、激怒のヘレンは屋敷の美術品などを破壊し始める。
それを見てたバーディたちも次第にマイルズへの不満を爆発させ、一緒に屋敷を破壊し始める。
モナリザのセキュリティを解除、燃やすヘレンはクリアも炎の中に投げ捨てる。
さすがのマイルズも慌てるが・・屋敷は燃えてしまう。
「あんたの未来の燃料が・・世界一有名な名画を燃やしたんだよ。マイルズ・ブロンも終わりね」と、告げるヘレンは去る。
慌てて口裏を合わせよう、と言い出すマイルズに皆は
「あんたがナプキンを燃やした」
「彼がデュークの銃を取った」
「アンディが死んだ日、家から帰るのを見た」と、口々に事実を言い出すバーディたち。
完
何故、解雇してまで追い出したアンディにも招待状を送ったのか・・謎でした。自慢したかったのでしょうか。
それと、マイルズは皆にモナリザのセキュリティ解除を教えてました。これもあり得ないですよね。
本当に間抜けというか、調子に乗りすぎた男という印象。
億万長者ってもう怖いものなしだから、何でも自分の思い通りになる、と考えがあるのだと思います。
本物のナプキンを燃やされた時は驚いたけれど・・そもそも、あんなもので証拠になるのか。
バーディたちはマイルズのお金に執着、依存して成功した人たちです。
だから今まで不満があっても逆らえず、やっとこの機会に怒りを爆発させた、という感じでしたね。
アンディ、デュークを殺害したマイルズは殺人者だから終わりですね。お金があっても結局、仲間に裏切られたのです。
でも、マイルズは何故、アンディの本物のナプキンをずっと持っていたのか。あれがあったら困るのだから、早く燃やしておけば良かったのに。
まあまあ、ツッコミもありますが楽しめました。
前回より、脚本も凝ってる印象で私はこの続編の方が好きです。
アガサクリスティーファンの監督なのでオマージュ満載。1作で完結なので前作を見なくても大丈夫。
そして、ブランの同居人として登場したのがなんと!ヒュー・グラント。ちょい役だけでびっくり。
そしてマイルズのアシスタント役ではイーサン・ホークも。
豪華キャストなのでそこも見どころですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)