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映画「さよなら、私のロンリー」ネタバレあらすじと感想

毒親から自立する女性を描いた作品。愛情を受けずに育った主人公が可哀想でした。

ネットフリックス視聴。

2020年制作・アメリカ・104分

監督 ミランダ・ジュライ

ネタバレ度20%(後半ネタバレ度80%)

ストーリー

詐欺師として娘を利用するため、盗みの技術全てを教える両親。

それが当然のこと・・と、両親に依存している26歳のオールド・ドリオ(エバン・レイチェル・ウッド)。

 

驚きの内容でした。

盗みで生計を立てている人だったら当然のことなのかも。

でも普通、子供にはこんな人生を歩ませたくない、と親なら言いそうな気もするのですが。

この両親はオールドを詐欺の仲間として育ててるだけ、愛情は与えていませんでした。

万引き家族」の真面目バージョンのような感じ。

もっと知りたい方

80%のネタバレ

 

オールドは幼い頃から両親に厳しく教えられたことがある。

スーパーに行ったら、監視カメラの死角に入り盗むこと。自動販売機の釣り銭は必ず、チェックすること。

クーポンブックで景品を当てるため、必死に応募・・当選したら品物を返品。そのお金で生活している3人家族だった。

26歳でも親に逆らわず、それが当たり前の人生と信じているオールド。

 

ある日、大金を稼ぐ方法を思いつく。

懸賞で当選した飛行機のチケットを利用、現地まで行きトンボ帰り。

オールドの荷物を両親が持って行き、両親とは他人のふりをしたオールドは「荷物が消えた」と、クレーム。

荷物の保険金をゲットする。

その後にいつも通り、現金は3人で分ける。

これが3人家族のルールであり、オールドもこの生活、人生に不満も疑問もなかった。

 

オールドは妊娠してる女性に頼まれ、バイトをすることに。

母親教室に行って書類を受け取るはずが・・教室から出られず内容を聞くはめに。

そこで初めて赤ん坊は母親を求めて・・と話を聞く。

「私はどんな赤ん坊だったんだろう・・お母さんは私を抱いてくれたのかな?」と、不安になる。

 

ある日、飛行機で出会ったメラニーという女性と組む3人。

メラニーはメガネ屋の店員であり、客の家を訪問してお金になりそうな物を盗む・・と提案。

これに賛成するオールド両親。

4人でメラニー客の家に行き、小切手などを探してると家の持ち主が亡くなる。

ショックを受けるオールド、メラニーたち。

母親教室の件と亡くなった人の家でも親は盗みを・・と、考えるオールドは精神が不安定に。

そんなオールドを家に連れて行くメラニー

家には沢山の物で溢れていて驚くオールド。

 

オールドの機嫌取りに誕生日のプレゼントをまとめて送る両親。

今まで1度もプレゼントをもらった事がないオールドは親から「愛してるよハニー(ベイビー)」と言われた事もない。

1度で良いから「ハニー」と呼ばれたいオールド。

そんな思いを拒否するオールド母。

親の愛に飢えているオールドの思いを理解、優しく接するメラニー

 

メラニーの家にいるオールドを安心させ、家のものを全て盗む両親たち。

現金も奪われ、言葉を失う2人はもらったプレゼントを返品。

メラニーから愛され、親から自立した事でやっと自由になれるオールド。

親の育て方って本当に物凄い影響があるんですね。

オールドは親から愛された実感もなく、盗みの手口だけを教えられ、抱きしめられた事もなかった。

だから、オールドは人に体を触られるのが苦手、マッサージも受けられない。

体を触られる事に慣れていないオールド。

外国だったら普通、ハグして「愛してるよ」と言いますよね。

それが全くないまま育った彼女は妙に両親に依存、離れられずに26歳でも詐欺師の相棒として生活していました。

 

コメディではありません。

普通のヒューマン系だと思いますね。

こんな風に育てられた彼女が可哀想、でもメラニーが理解して愛してくれたので良かったです。

映画を観ればもっと彼女の苦悩がわかります。

子供を愛さず、利用するだけの本当に酷い親たちでした。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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