ラストの衝撃には言葉がありませんでした!後味悪いスリラー作品なので観る方は注意ですね。ネットフリックス視聴。
2023年制作・イギリス・97分
監督 ナサニエル・マーテロ・ホワイト
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
高級住宅街で優雅に暮らすニーヴ(アシュリー・マデクウェ)は、息子/セバスチャンが通う学校の副校長。
ある日、虐められてる真面目なセバスチャンは黒人の清掃員/マーヴィンに助けられる。
彼と親しくなり、タバコを吸うようになるセバスチャン。
ニーヴ娘/メアリーは黒人のアビゲイルに声をかけられ親しくなる。
同じ頃、自分の周囲に黒人男性がいるのを発見、不安に怯えるニーヴ。
ニーヴ家のパーティに招待されていないのに参加するマーヴィンとアビゲイル。
2人を見て驚愕、叫んでしまうニーヴ。
もっと知りたい方
ちなみにニーヴは黒人女性です。
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90%のネタバレ
夫/イアン、セバスチャン、メアリーに理由を打ち明けるニーヴ。
2人の黒人は自分の子供であり、17年前に置いて家を飛び出したことを告白。
DV夫から逃げるため必死だった・・と言うニーヴに「子供を捨てたのか?」と、驚くイアンたち。
子供は夫が育てた、と言い訳するニーヴ。
マーヴィン、アビゲイルと会い謝罪するニーヴは小切手を渡す。
理解してくれたような2人に安堵するが・・。
深夜、マーヴィン、アビゲイルが家に来て「家族のように」くつろぎ、ゲームをしようと言い出す。
怖くて逆らえないイアン、ニーヴ、メアリー、セバスチャンたち。
Uber Eatsで食事を頼み、勝手な行動をする2人を笑って誤魔化し、話を合わせるイアン、ニーブ家族。
体を鍛えてる、と言うイアンにマーヴィンは強引に重いバーベルを持たせ・・。
イアンの叫び声を聞きながら、Uber Eatsの男性にお金を渡すフリで逃げ出すニーヴ。
残されたセバスチャン、メアリーは母がいない・・と唖然とする。
感想
ニーヴの葛藤もわかるのですが・・イアンの叫び声があまりに気の毒でした。
前半、何が始まるのか・・という不穏な印象。
ニーヴがストレスを感じて頭を掻くのですがこれが妙に怖い。じわじわと何かが始まる予感でドキドキなサスペンス、スリラーでした。
まさかのラストには本当にびっくり。
これはネタバレ観ない方が断然、面白いです。
強引なマーヴィンの行動が怖いのですが誰も逆らえません。アビゲイルも悪い子でないだろうけど、あれじゃやはり・・逆らえません。
ニーヴの子ですがマーヴィンとは血が繋がっていない感じ。妹のアビゲイルも本当は産みたくなかったような事を言ってました。
だから本当に悲惨な状況で逃げ出したのでしょうが、今回も逃げたため、セバスチャン、メアリーを置いていった・・というラスト。
同じ過ち・・というか、子供よりも自分だけ逃げたニーヴですね。
本当に夫/イアンが可哀想でした。
人種差別もあり、子供を捨てた母親の苦悩をも描いてる映画です。
まあ、元の夫はDVだったから逃げたのでしょうが子供を置いて・・というの後で責められるでしょうか。
人間の怖さを感じたスリラーチックな作品。悲惨なシーンはありません。声だけです。
救いようのないラスト、と言うことでは胸糞映画だと思います(^^;;
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)