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映画「エルヴィス」ネタバレあらすじと感想

「キング・オブ・ロックンロール」!スーパースター!エルヴィス・プレスリーの物語。ネットフリックスで視聴、アマゾンプライムビデオでは有料です。

(有料でも観る価値あり)

2022年制作・159分・Gアメリ

監督 バズ・ラーマン

制作 バズ・ラーマン、キャサリン・マーティン

原案 バズ・ラーマン、ジェレミー・ドネル

原題 Elvis

ネタバレ度90%

あらすじ

1954年

エルヴィスは(オースティン・バトラー)ルイジアナの小さいライブに出演、腰を揺らし、つま先たちのセクシーダンスのパフォーマンスでロックを熱唱。

彼の姿に女性たちは熱狂する。

大スターになった彼だが・・保守的な価値観の時代なため世間から冷たい目で見られるように。

ライブを行う会場は警察に監視され、強欲なマネージャー/トム・パーカー(トム・ハンクス)は逮捕を恐れ、エルヴィスのパフォーマンスを禁止する。

ホテルから出ることも出来ず、ストレスがたまるエルヴィス。白人から敵視され、踊らない約束のステージで踊る彼は逮捕されてしまう。

刑務所送りから逃れるため、エルヴィスを入隊させるトム・パーカー。

 

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2年後

兵役を終え、映画出演するエルヴィスだが評判は良くない。

エルヴィスに無断でラスベガスのショーの企画にサインするトム・パーカーは多額の借金をチャラにしてもらう。

エルヴィスは海外公演を希望するが、警備が大変・・と嘘をついて稼ぎの50%を搾取していたトム・パーカー。

(オランダから密入国をしていたトム・パーカーは海外には出られない)

トム・パーカーから離れたいと思うエルヴィスだが・・贅沢しすぎで多額の借金がある、と言われて仕方なくラスベガスのショーを続けるエルヴィス。

ステージ以外はホテルから出ず、麻薬に溺れ激太りしていたエルヴィスはすでに離婚していてプリシア、子供とも会えない寂しい生活だった。

それでもステージでは素晴らしいパフォーマンスで観客を喜ばせていたエルヴィスだが・・1977年42歳の時、心臓発作で急逝。

エルヴィスの死後、裁判で悪事がバレるトム・パーカー。

 

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感想

エルヴィス・プレスリーは黒人居住区で育ったため、黒人のように歌える白人だったそうです。

当時、あんなパフォーマンスをする歌手はいなかったのでしょうね。

トムと出会い、専属マネージャーとしてすべてを任せていたエルヴィス。

有名になり、大スターとなって大金を入手、贅沢な暮らしをしていたのですが、周囲も彼のお金を当てにしてたのです。

エルヴィスはプリシラ(オリビア・デヨング)と結婚、祝福されて幸せそうでしたが・・。

 

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トム・パーカーの厳しい束縛にとても苦しんでいました。他の人が2人の間に入ることは出来ないような状態。

もっと良いマネージャーだったら・・トム・パーカーはギャンブル依存症でエルヴィスのお金を使いまくっていたのでした。

幸せなのは短い期間だったと思います。

とにかくトム・パーカーは強欲でお金の亡者なので、エルヴィスを道具のようにこき使うのです。

何も知らず、歌う事以外はすべてトム・パーカーを信頼して任せていたエルヴィス。

他に頼る人もいない、信じる人もいなかったため、トム・パーカーのやりたい放題です。

せめてプリシラがもう少し、自立した女性で彼を支えてくれたら・・あんなに早く亡くなることもなかったでしょう。

お酒や麻薬に溺れたのも事実でしょうけれど、彼は仕事ばかりで寂しい人生だったと思います。

唯一の支えは妻プリシラと子供・・それも彼の前から去ってしまい・・という展開が切なくもあり。

本当に彼が可哀想で泣けてしまいます。

 

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前半、笑いもあり彼のパフォーマンスで夢中になる女性が可愛くて面白かったんです。

その後、有名で売れすぎたため、反発もあり束縛された彼が辛そうで。

大スターは孤独・・というのが後半で描かれます。

あんなに愛を求めているのに・・寂しいのにファンの前では一生懸命に歌います。

本当に天才で素晴らしい歌声、パフォーマンスだと感じます。あんなにすごい人はもう現れないのでは?と思うほど。

それなのに・・強欲なトム・パーカーのせいで・・という気持ちが強いですね。

ラスト近くでラスベガスのショーに出るのですが・・。契約は彼に相談もなく、自分の借金をチャラにする、という条件で笑いが止まらないトム・パーカーでしたね。

しかもラスベガスのショーの契約は5年です。

 

エルヴィス・プレスリーの存在は知っていたけれど、このような伝記映画を観るのは初めてです。

名前、顔も知ってる程度、歌もどこかで聴いたことあるくらいの私でも、この作品には感動してラストは大泣きでした。

あまりに彼が可哀想だったからです。

こんなに才能ある人があんな死に方・・と切ないです。

主役を演じたオースティン・バトラーは初めてですけど、役になりきってましたね。

トム・ハンクスは最初、気が付かないほどの特殊メイクでした。

 

動画で本物のエルヴィスを見てからこの作品を鑑賞。すごく似ていて感激です。

クィーンの大ファンの私は映画「ボヘミアン・ラプソディ」では号泣、フレディが帰ってきた・・と思ったんです。

この映画ではまさにエルヴィス・プレスリーが!と嬉しかったですね。

本当に素晴らしい映画で皆さんにすごくおすすめです。

知らない方は少し、動画サイトなどで本物のエルヴィス・プレスリーをチェックすると、この作品の完成度の高さに驚くと思います。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★5個(満点5個)