お酒を飲んで意識を失い・・目覚めると何かがおかしい!と追求する主人公。SNSの闇をも描いてます。
ネットフリックスで鑑賞。
2021年制作・インドネシア・130分
ジャンル ドラマ、ミステリー、クライム
監督 レガス・バヌテジャ
脚本 レガス・バヌテジャ
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
大学の奨学金をもらっている真面目なスールはある日、父に反対されていたがパーティに参加。
初めてのお酒で泥酔・・SNSに写真をアップされ、奨学金を取り消されてしまう。
ショックを受けたスールは何故か、自分の服のネームタグが前に来てる事に気が付く。
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90%のネタバレ
もしやお酒に薬でも?と、考えるスールは友人を追求するも誤解と判明。
防犯カメラの映像を見て、お酒4杯でも気を失うの?と、悩むスールは友人とお酒を4杯飲んで試しみるが意識はある。
やはり誰かが薬を?と考えるスール。
納得出来ないのでその夜、自分を送ったというタクシー運転手を見つけ事情を聞くと、公園付近でパンクして自分でタイヤ交換をした、と答える運転手。
調査するスールはラマも同じ時間、公園にいたと知る。
友人の協力を得て、写真好きな演劇仲間ラマの携帯をハッキング、データをコピーする。
沢山の女の子の写真の中、自分の写真を発見するスール。背中のアザの写真を拡大、間違いなく勝手に写真を撮られた!と確信。
ラマが犯人であるが・・証拠はない。
しかも携帯データを盗んだ事を責められてしまう。
盗撮された女子の中、刺青の写真を見て友人に質問すると、自分の背中の刺青だと驚く。
彼女もまた、気を失った時に写真を撮られたような気がする、と言う。しかし、証拠もなく何も言えなかった友人。
スールは証拠を探し、ラマを追求するため警察に事情を打ち明けて相談。自分のことは伏せておいてほしい、と懇願する。
翌日、携帯データが流失した、とスールを名誉毀損で訴えると言い出すラマ。
驚くスールだが謝罪しない、と突っぱねるも父親が来て謝罪しろと激怒。
仕方なく公開謝罪するスール・・。ラマの父親は生徒に奨学金を出している権力者のため、逆らうことは出来なかった。
友人と協力して、タクシー運転手を追い詰めるスールたちはラマと彼がグルだと知る。
お金を受け取り、タクシーを公園付近で止めていた運転手。その間、車の中で勝手に撮影していたラマだった。
すべての事実が判明するが・・ラマと手下たちが来てスールたちを脅す。
脅しに負けず、学校の屋上からみんなでラマが犯人!とビラを撒くスールたち。
感想
最初、スールはお酒を飲んであんなに・・危険!と思ってたらその通りの結果に。
もっと気をつけなければいけないけれど、頑張って犯人を追い詰めたのはすごいと思いました。
細かいことまで追求して泣き寝入りもせず、ラマを追い詰める様子はドキドキでした。
学校サイドはすべて権力者に逆らわず、弱い者が悔しい思いをしてる世界でした。
観てる間にMeToo運動の作品だと感じます。
背中のアザの写真を見て、スール母がすぐに気がついたシーンが印象的でした。
母はアザの写真で彼女が被害者であり、真実、とすぐに理解してくれたのです。それなのに父親は怒鳴るだけで娘を信じないのも・・残念です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)