観ると不愉快になる後味悪い作品です！でもエンターテイメントとしては面白いと思います。アマゾンプライムビデオで鑑賞。
2021年制作・日本・81分・G
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 宮岡太郎
脚本 マキタカズオミ
ネタバレ度40%（後半ネタバレ度90%）
あらすじ
東京でファッションデザイナーの卵として暮らす小夜（荻原みのり）に姉/あすみ（柊瑠美）から電話が来る。
結婚すると言う姉にお祝いを告げようとする小夜は相手が布施野と聞いて愕然とする。
布施野は8年前、小夜を傷つけた相手だった。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
友人/エイゴを連れて帰郷する小夜は8年ぶりに布施野と再会。
「絶対に許さない！」と、布施野に告げる小夜。
あすみ、布施野らの友人とも再会、明るい雰囲気が小夜の登場で不穏な空気に。
最初、小夜と布施野の関係は元カレなのかな？と思ったのですが違いました。
小夜は8年前、布施野に乱暴されたのでした。それを知ってる姉/あすみは何故、結婚しようと思ったのか？驚きました。
布施野は一応、事件の事を反省？小夜に申し訳ない・・という態度です。
当然、小夜は許しません。小夜/友人のエイゴはメイクアップアーティストで事件の事を聞き、布施野に反感を持ってます。
姉/あすみは布施野に夢中・・と思ってたのですけど、ラストで理由が判明。驚きました。姉妹ってそんなもん？と。
あすみは小夜に対して劣等感、嫉妬心もあります。それでも姉妹なら妹を苦しめた相手と結婚する気になれるのか？
布施野の周囲の人間はクズばかり。
呆れて何も書けないくらいです(^^;;
給湯器の修理に来る雅司もあすみを好きなのは良いけど自分のことばかり。
布施野の会社同僚/今井はあり得ないクズ！
この物語は小夜の事件を知ってる姉と周囲の人間のクズを描いてる感じですね。
田舎なので小夜の事件は周りの人が皆、知ってるというのも辛い。
それを面白がってる人もいるので言葉もありません。
ネタバレとしては最後、小夜は布施野に自分と同じように苦しめたい、と復讐を決意・・でも途中でやめてしまいます。
この復讐っていうのがすごい。
ダイゴはゲイなんですが・・同じ目に合わせる！と小夜の思い。
そして最後、布施野はあすみに出張と嘘をついて家を出ます。つまり、あすみから去ったのです。
それを知ったあすみの言葉に愕然としました。
「あの人なら取られないと思ったのに・・」
あすみは少し、人の気持ちに無関心なのかと思ったら・・こういう事だったんです。
観るととても不愉快になってしまう映画ですが・・まあまあ、作品としては面白いのかも。
あすみを演じた柊瑠美は「千と千尋の神隠し」の千尋の声を演じた女優です。ラスト近くはすごい演技でした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個（満点5個）
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