優しくて霊が見える人には色々な苦労があるのでしょうね。ふんわり系の物語でした。
ネットフリックスで鑑賞、アマゾンプライムビデオでも見れます。
2023年制作・日本・130分
配給 ハピネットファントム・スタジオ
監督 伊藤ちひろ
原案 伊藤ちひろ
脚本 伊藤ちひろ
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
他の人には見えない「存在」の思いを理解出来る未山(坂口健太郎)は人々を癒していた。
看護師の恋人/詩織(市川実日子)、娘と穏やかに暮らしていたある日・・自分の近くにいる男に気が付く。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
未山のそばにい金髪男は幽霊のようでした。
でも物語が進むと幽霊ではなくて、「生霊」と判明。
心霊系の作品と期待してたのですが・・残念ながら違いました。
ふわふわした作品で基本、このタイプの物語には「何故?」「どういうこと?」などと思ってはいけないと思ってます。
ふわーと癒しであり、素敵なイケメン/坂口健太郎が見れればOKだと。
未山の元恋人役を「乃木坂46」の齋藤飛鳥が演じてます。これが可愛いくて本当に綺麗な子。
現在の恋人役では市川実日子です。
子供/美々の子がまたすごく可愛いですね。
このメンバーでこの内容、ふわふわとまったりした時間を過ごすだけで良いと思います。
内容は・・未山は他の人が見えない存在(霊)を感じて見れる人です。
最初からバスの隣にいた金髪の男性を見て「幽霊」と思ってました。
そしたら、彼は幽霊ではなくて生霊でした。ここは驚きましたね。
金髪の男性/草鹿は未山の後輩であり、元恋人の莉子を好きで面倒を見ていたのです。
未山が莉子にうんざりし(私の感想)、放置した後、草鹿が彼女のそばにいたのです。
でも、彼女は自分を想ってくれない、しかもずっと未山を思っている・・そんな葛藤で未山に念を送っていたのかな、と。
それが姿となり、見える人には幽霊(生霊)のように未山に憑いてる・・っていう状態だったかと。
この霊を美々も見れるのも興味深かったです。
草鹿は未山と再会、莉子の面倒を見ていたこと、そして苛立ちを未山に吐き出します。
その後、生霊としての草鹿の姿は消えます。
責任を感じた未山は莉子を家に連れ帰り、面倒をみることに。
そして詩織にバレたあと、不思議なことに彼女らと一緒に住み始めます。
これは莉子が妊娠してたのを知り、詩織が誘ったのでした。
妙な関係で詩織、美々、未山、莉子の共同生活が始まりますが・・。
迷子の牛を連れ帰る途中、蹴られた?のか・・その後、未山は亡くなったと思います。
(牛の鳴き声がいつもと違って興奮した様子)
詩織、美々、莉子、赤ちゃん(莉子の子)と暮らす様子が描かれ・・終わりです。
その時、未山も映像に映りますが詩織たちは彼がいることには気づいていません。
彼のいない椅子が映り、「未山の死」という雰囲気でした。
えっー?って感じもありますけれど、「そういう系」の作品だと思ってます。
坂口健太郎って、いつも思うのはオーバーサイズのパーカが似合う男性ですよね。
優しげで静かな未山のキャラがとても似合ってました。
最初、莉子の服が黒かったのが次第に明る色に変わっていきます。笑顔も増えた莉子ですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★2個(満点5個)