ルッカのあらすじ園

映画とドラマのネタバレレビュー♪たまに猫も

「私を離さないで」あらすじ

カズオ・イシグロの小説を映画にしたもの。
綾瀬はるか三浦春馬水川あさみ出演、TBSドラマのネタバレになると思います。 

臓器提供を目的としたクローン人間の切ないストーリー。
2010年のイギリス映画です。

SFというジャンル、美しい映像、静かに流れるストーリーに引き込まれました。
ただ、内容は信じられない世界で驚きでした。
原作小説は読んでいません。

映画を見て、ドラマと重ねて書いてみます。
たぶん、配役はキャシー(綾瀬はるか)、ルース(水川あさみ)、トミー(三浦春馬)の3人だと思います。

 

手術室の前、9年介護をしているキャシーは、手術台に寝かされているトミーを見つめる。

介護とは、臓器提供する人の世話役。
申請すれば、介護の仕事をする事が出来ます。
けれど、提供者であるのは変わらず、「その時」がくれば、仕事は終わります。

つまり、キャシーもいずれ、臓器提供するのです。

ヘールシャムという施設で育ったキャシー、トミー、ルース。
ドラマと同じで、保護管という教員たちに厳しくしつけられ育ちます。

施設の外には出る事は許されない。
出れば、自分たちで生きる事も不可能であり、死んでしまう・・と、噂になっている。
その噂を信じて、外には出ない子供たち。

トミーは時々、癇癪を起こし、他の子供たちから苛められてしまいます。
そんなトミーに優しいキャシー。

ある日、新人教師が施設に来て、キャシーたちに事実を教えてしまいます。

ドラマでは、校長の神川恵美子(麻生祐未)が説明してましたね。
「身体の一部」という言葉ではなくて、映画では「臓器提供をする」と、言ってました。

大人になり、「将来、○○になりたい」と、希望があっても、「あなたたちはなれない」と、告げるのです。
大人になれば、提供者として短い人生を終える・・と、言う教師。

「3度目か、4度目の提供で一生を終える」

映画でも、創作活動として絵を描いていたキャシーたち。
トミーは上手に絵を描くことが出来ず、提出していませんでした。

新人教師から、絵は描きたくなければ描かなくても良い、と言われるトミー。

子供たちに真実を教えた教師は、クビになってしまいます。

数年が流れ、成長したキャシーたちは別の施設に移動。
その他、施設には「回復センター」などもあります。

新しい施設では、他の施設で育った子たちと出会うキャシーたち。

トミーが好きなルースは、キャシーに奪われまいと、深い関係になります。

施設で出会った2人(クリシーとロッド)が、
「真剣な恋愛とわかれば、”提供猶予” を受けることが出来る」と、キャシーたちに言います。
「そんな話は聞いた事がない」と、答えるキャシー。
けれど、トミーは信じます。

ある日、自分のオリジナルがいた・・と、知るルース。
皆と一緒に、本物なのか・・と、確認に行きます。

オリジナル、と期待して見たルースですが・・。
自分の想像とは違い、失望してショックを受けてしまいます。
その時、「コピー」と言うルースでした。

映画の中でキャシーたちは「クローン」と言う言葉を使ってないと思います。

トミーとルースが恋人となり、孤立するキャシーは介護申請をして、「介護人」となります。

優秀な介護人となったキャシー。
仕事は提供した人が苦しまないよう、最後に注射をして焼却します。

提供は、3回か4回。
早い人は最初の提供で「終了(死)」する場合も。

4回目になると、介護人もいない場合が多いようで、「注射」も、してもらえない事もあるようでした。

衝撃だったのはルースが提供3回目で、「終了」した事です。
すでに2回目で、苦しそうにキャシーと再会したシーンも見るのが辛かったです。

辛い身体で、ルースはキャシーに「トミーとの仲を引き裂いた」と、謝罪します。
そして、提供猶予の申請する人・マダムの住所を調べた、と渡します。

提供猶予とは、愛しあう2人と分かれば、3年くらいは提供が伸びるという意味。
1年くらいは、2人で一緒に住む事も可能。
でも、そんな話はありません。

キャシーは、提供猶予を信じているとは思えなかったのですが、トミーは信じています。
提出していなかった絵を描き、マダムに認めてもらおうと、持って行きます。

マダムに会い、提供猶予の申請をしたい・・と、言うトミーとキャシー。
言葉を失うマダムの前に、エミリー校長が来ます。
「猶予」など最初からない、と2人に告げる校長。
絶望するトミーとキャシー。

絵に対するこだわりの理由。
トミーは「絵は魂を探るため」のものと信じてます。
けれど事実は、「絵は魂があるのか」を判断するためのものでした。

クローンに魂があるのか・・と、調査だったのでしょう。

絵を見て魂を探り、猶予申請にふさわしいか判断するため、と信じていたトミー。

その後・・

トミーは提供で終了、介護人として見届けるキャシー。

「彼の死から2週間後、私にも通知が来た。最初の提供は1ヶ月後・・」

「私は自分に問う。私たちと、私たちが救った人々に違いが?・・皆、”終了”する。生を理解することなく・・命は尽きるのだ」

感想

ドラマと同じ部分がありました。
映画と展開も近いと思います。

子供時代、施設では買い物の練習をしたり、キャシーに歌のテープ(ドラマではCD)をプレゼントしたトミー。

原作は知りませんが、不治の病気の治療が可能、平均寿命も伸びた時代のようです。

感情がなければ・・と、何度も思えるシーンがあり、見るのが困難な映画でした。
ドラマではそこまでの描写はないと予想です。

ルースの終了の時、医師が雑に扱うので驚きました。
クローンでも、人間の心があるのに・・と。
でも、1話の臓器を取り出すシーンも衝撃でしたね。

提供するだけの人生、と理解しても逃げ出す人はいませんでした。
きっと、子供の時からしつけられてるからでしょう。

確か、トミーは4回の提供で亡くなりました。

最後まで見ても、明るい希望のないストーリーでした。 

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