慶喜を見ていると悪く?描かれているので実際はどうなんだろう?と、思ってしまいます。最初からずっとイメージは悪いまま、今回で少しよくなりました。最後は勝海舟に頼るしかなかった徳川だったのですね。
「慶喜救出」視聴率 24.3% あらすじ&感想
王政復古の大号令、辞官納地と追いつめられた慶喜が、最後まで頼みとしていたのは
朝廷だった。ところが孝明天皇亡きあと、朝廷では反徳川の勢力が強くなった。
そして薩摩勢が用意したのは「錦の御旗」これを戦場でかかげ、慶喜が朝廷の敵とされることを考えていた。
薩摩が武力で攻めてきたら、徳川の嫁として戦う決意の天璋院でした。
慶応4年(1868)正月
波乱の慶応4年が静かにあけた。慶喜がどう出るか!心配する天璋院なの。
良い?悪い噂もあるし本寿院も嫌ってた慶喜。
その慶喜、京に上洛する。
薩摩は慶喜を京に入れないように話している。来たら迎え討つ気の西郷たち。
おぉ、1万5千も来るのね!
これに出陣する西郷たち。
日本を変えるには徳川を討つべし!と、考える西郷、戦をさけようと考える帯刀なんだわ。戦をしかける気満々の西郷。
薩摩
お龍から帯刀に手紙、龍馬が死に戦をし始める男たちを無念に思い、それを書いている。戦を止めることはもう、不可能だったのでしょうね。この帯刀、まだ足が治っていない。
天璋院、薩摩には戻らないと返事。徳川の嫁として生きる決意の娘を理解している母、お幸なのです。それは帯刀も理解している、でも心配なのよ。
「戦が始まる?」と、驚く天璋院、すでに始まっている・・と、滝山。
徳川の軍艦がー!兵の数で圧倒的に有利な徳川に対して、薩長軍は戦をしかける。
こちらは銃もあるし・・
鳥羽・伏見の戦いの始まりである。
岩倉具視、このときこそ!「錦の御旗をかかげろ」と、叫ぶ。
「朝廷より賜り、錦の御旗じゃ!我らに敵対するのはこの御旗に逆らう者!すなわち、朝廷の敵じゃ!」と、西郷。
錦の御旗を見た徳川は総崩れとなる。それだけの力のある旗なんですね。
「計られました!」と、徳川方、薩摩がここまでするとは思わなかったらしい。驚く慶喜なんだわ。
「わしは・・朝敵となったのか・・」と、愕然とする。
そしてその夜、逃げ出す?ええー?船で逃げた!
密かに大阪城を抜け出した慶喜!なんていう卑怯なやつー!江戸へ向かう。
これに勝海舟も驚く。誰でも驚くわ^^;
江戸へ来るのは間違いない、それを逃げ出すとは。江戸こそ徳川の本陣!
多くの民が命を落とす・・と、心配する勝海舟に対して、慶喜はねぇ。
京で敵を止めることもできなかった慶喜、勝に怒られる、情けないわ。
「何も考えてはおらぬ」
↑
なんてことを!慶喜のやつめーーっっ!
慶喜、自分が朝敵にされたことを納得いかない!と、でも逃げ出すこともないだろうに。勝に力を貸してほしい・・と、頼む慶喜。
「頼るべき相手はわたしではない」と、勝は、天璋院に会うべき!と、諭す。
薩摩とつながりがある〜と、まだ思ってる慶喜なんだわ。
大阪城に残った兵は逃げ出し、味方は消えた・・と、滝山が説明する。
慶喜を追って薩摩は江戸に来る?と・・・
「誇り高き方か・・」と、天璋院なんだけど〜朝敵とされた烙印が我慢できなかった慶喜なのかな〜。
本寿院、KYだわー!江戸へ帰ってきたのではなく、「逃げて帰ってきた」慶喜なのに。
説明する滝山、倒れる本寿院なのよー(笑)
徳川総家は朝廷の敵となった?と、知る静寛院が愕然とする。実家だものね。
本寿院、慶喜を殺して首を薩摩に出せって、「朝廷も徳川をつぶすとは言うまい」と、考える本寿院なんだわ。
「今すぐ、慶喜の首、差し出すのじゃ」と、本寿院。発想がすごい。
わぉ、静寛院も
「母上様、わたくしも慶喜さまを許すことはできませぬ」と。
考え悩む天璋院・・・
天璋院も慶喜を許すことは難しい・・慶喜の命と引きかえに徳川が守れるなら?
「辞官納地を受け入れることで戦をさけようとしたが、薩摩の策略に乗せられ戦に引き込まれてしまった・・」と、慶喜。
「なぜ、多くの兵を置いて江戸へ逃げ帰ってきたのですか?」と、天璋院。
「逃げ帰ったつもりはございません。」
「ではなぜ?」
慶喜が大阪から姿を消さなければ、徳川軍と薩長軍はどちらかが滅ぶまで戦い続けた・・と、慶喜なの。
「あなたが大阪を離れたのは戦をやめさせるためですか?」
「いかにも。さようにございます。」
確かに本当の敵は諸外国だと思うけど・・
「なんのためにわたくしに会いたいと?」と、天璋院。
言葉を濁す慶喜、天璋院は「勝か・・」と、理解する、勝が会わせたものね。
勝に言われて会いにきた、自分の意思でくるわけはない慶喜。天璋院が成り上がり、女!と、思ってる慶喜だもの。
おぉ、「首を差し出す覚悟もあります」と、慶喜だわ。
それをすると、「きれいごと!」となり、当主の首を差し出した惨めな者たちになってしまう徳川。
それをすべて先読みしている天璋院なんだわー。
「では、わたしはどうすれば・・」ってー!情けない慶喜だわ^^;
「生きてもらいます。」と、天璋院。
「あなたを信じ、従ったばかりに裏切られた者たちへの償いのために」
「生き恥を・・さらすのです。」と、天璋院なの。
そうよ、責任をとってもらわないと!死ぬ方が簡単だもの。
それとやるべきことは「もうひとつ」と、天璋院。
慶喜を静寛院に会わせて・・これが初対面だったのね!
さいはい?西郷が・・・江戸攻めの指揮をとるのね。
岩倉具視もそのつもりだった。
薩摩の西郷が薩摩の天璋院を追いつめる・・昔、和宮の許嫁だった人も。
「縁もゆかりもない相手に討たれる方がむごい」と、西郷なんだわ。
西郷、すごく悪役のように描かれてる・・歴史なので仕方ないか。
天璋院、嘆願書を書く。
徳川を救ってくれるように、これを静寛院にも頼む。朝廷に意見をいえるのは和宮の力が大きいと思うし。実家だものね。
これを考える天璋院は本当に賢いわ。
「なぜ、そこまでのことを・・この慶喜のために?」
「あなたは家族です。」
これに驚く慶喜なんだわ。
「徳川という家族、私は命をかけてあなたを守らねばなりません。あなたは聡明な人です。すべてが見通せてしまったのでしょう。朝敵として追われる身となること、その末に更なる戦と言う流血が待っているということを・・・」と、天璋院の言葉、
言葉にならない慶喜・・
「人の上に立つ者は孤独です。その孤独の苦さ、辛さは味わった者でなければわかりません。」
天璋院も大奥の皆を考えると大変なことを実感するのでしょうね。
「孤独」とは、家定の孤独と重ねていると思う。
天下を治める将軍の辛さ、これを理解するのはやはり、家定、家茂なのよね。この二人の孤独、責任の重さを知っている天璋院だから、逃げ帰ったけれども慶喜の気持ちを理解することも出来るのでしょう。
「あなたは生きてください。お二人の分まで。」
これで慶喜はどう思ったのでしょう。
帯刀、足の痛みに耐えて京に向かう。
これ、何の病気なのかな?帯刀、大阪で亡くなってしまうのよね。
坂本龍馬の意思をつぐためにも、京に行く帯刀なんだわ。あぁ、お近と手が離れたから〜これで最後なのかな。
天璋院、勝を呼びこれからの徳川総家の一切を任せる。
これで勝が天璋院の支えになるんですね。慶喜は狭い部屋にこもり、沈黙を守り続けていた。
自分が西郷なら、戦で江戸を攻めるという勝なんだわ。でも、戦わずにして勝つ!と、意見をいう勝は頼れる。
「わかった。我らの命、そちに預けよう。思うまま存分に働くがよい。」と、天璋院は勝にいう。
もう、勝海舟に頼るしか方法はないのでしょうね。
あ、予告では幾島が!
感想
将軍は孤独でその責任の重さゆえ、苦労が耐えない・・家定、家茂を見ている天璋院だからこそ、慶喜の気持ちを理解できたのかな。それにしても西郷、岩倉らが悪く見えてしまいます。多少、史実と違ってもこれはドラマとして楽しんでいます。
「(生き恥を)さらすのじゃ」の天璋院、よかったです。
個人的には来週の幾島が待ち遠しいです^^♪