「シックスセンス」「オールド」「サイン」のシャマラン監督の作品です。世界の人類を救うため犠牲を払えと言われたら?
ネットフリックスで鑑賞、アマゾンプライムビデオでは有料です。
2023年制作・アメリカ・100分・G
配給 東宝東和
原題または英題 Knock at the Cabin
原作 ポール・トレンブレイ
脚本 M・ナイト・シャマラン、スティーブ・デスモンド、マイケル・シャーマン
監督 M・ナイト・シャマラン
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
エリック、アンドリュー、娘/ウェンは森の山小屋で休暇を楽しんでいた。
突然、武器を持った男女4人が家に押し入ってくる。
彼らは「世界の終わりだ。お前たちの中で1人が犠牲になるべき・・」と言い出す。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
アンドリュー、エリックの2人は同棲愛者で、養女のウェンと幸せに暮らしてました。
突然、現れた男女4人は武器を持って強引にやってきたのです。
理由は、世界の終わりが近づいていて、あなたたち家族の1人が犠牲になれば世界は救われる、と。
エリック家族が「選ばれた」と説明。
当然、そんなことを信じられないエリック、アンドリューたち。
ウェンは幼いので、危険がないように2人で守ります。
男女4人のリーダー/レナードは大男、ビジョンで世界の終わりを見たと言います。
エリックたちにテレビを見せて、ニュースを知らせます。
ニュースでは、世界中で空港がキャンセルされ、飛行機も700機ほど墜落。
地震、津波で大きな被害も出ています。そして謎のウイルスで子供たちも次々と死亡・・と。
エリックたちは驚きながらも、「これは録画されたニュースだ」と反論。
けれど、レナードたちは家族の1人が犠牲にならなければ全人類が滅びる、と言います。
4人はカルト集団なのだろう、と推測するエリックたちですが・・。
そのうち、時間がないと言い出す4人のうち、1人ずつが仲間により殺害されます。
本気ということを言いたいのでしょうが、信じられないエリックたち。
何とか脱出しようと試みますが失敗。
最後はレナードだけになり、(3人はすべて、彼らにより殺害されている)「残りは数分」と言って自殺。
彼らの話を聞いていたエリックはその気になり、アンドリューに「殺してくれ」と懇願。
ウェンの将来のビジョンも見える、と言い出します。
つまり、エリックは彼らの話を聞いて信じ、犠牲になることを選択したのでした。
残されたアンドリューは、ウェンと共にレナードの車で移動。
近くの店に行き、ニュースを見ると人々が助かったことを知ります。
飛行機も無事、着陸したり、病院でも死亡者が減ったり。
こんな感じで終わります。
テレビのニュースを見ると、世界が滅びるのはギリギリで助かった、と私でも感じます。
ラストで、アンドリューは4人の男女の話が事実だと知ります。
(息子を愛する母だったり、看護師だったり)
考察を読むと、キリスト教的な暗示があったようです。
エリックは最初、彼らのことを信じていなかったのに、話を聞いてるうちに変わったのです。
自分も信じなければ、と強い思いのエリックでした。
ラスト、車の中で音楽を聴くと、エリックとの思い出でもある曲が流れます。
楽しい3人家族の思い出の曲です。これをレナードも聞いていた?というのも不思議ですね。
原作があるとはいえ、シャマラン監督らしい意味ありげであり、考察でも読まないと理解出来ない作品でした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)