養子縁組で赤ちゃんを迎えた夫婦と子供を産んだ母親との物語。月日の流れは人を変えてしまいますよね。
2020年製作
直木賞、本屋大賞受賞作家・辻村深月のヒューマンミステリー小説。テレビドラマ化もされた作品。
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
栗原清和(井浦新)と佐都子(永作博美)は子供が出来ず、諦めていたある日、特別養子縁組を知り子供を迎える事に。
男の子を産んだ母親・片倉ひかり(蒔田彩珠)と会う清和、佐都子たち。
数年後、「子供を返してほしい」と、ひかりからの電話に驚く佐都子。
こんな内容です。
清和と佐都子は子供を諦めていたところ、養子の話を知り、浅田美代子演じる浅見に会いにいきます。
そして、ひかりを演じた蒔田彩珠という子、繊細な演技で今後、大きく伸びそうな女優になると感じました。
育てた母と生みの母。
2人の女性の思いは複雑なのでしょうけれど、ラストでリンクしたと思います。
ひかりが佐都子に託した手紙、これで思いが通じたと。
事情があり育てられないひかりの思い、これも切なくて。
そして子供を願う夫婦の思いも切ない。
命の重さ、子供を預かり育てる難しさも描いてる作品です。
テーマは重いけれど、観て良かったと思います。
情報なしで観るのをおすすめします。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)