知らなかった五輪の裏を田中圭出演で描いた作品。金メダルを取るためにはこんなドラマがあったなんて。
2021年制作・日本・G・114分
監督 飯塚健
脚本 杉原憲明、鈴木謙一
ネタバレ度30%(後半60%)
ストーリー
スキージャンパーの西方仁也(田中圭)は、1994年リレハンメル五輪の団体戦で日本代表を牽引するが・・金メダルを逃してしまう。
長野五輪こそ!と強い決意の西方。
こんな感じで始まり、五輪への強い意志を感じました。
もちろん、日本代表として五輪に出る事だけでも大変な努力と心の強さも必要。
それをクリアしてもまだ足りないほどの思いと周囲のサポートも。
今までテレビで何気なく見ていたスキージャンプ、他の競技も大変なのでしょうけれど。
好きだけでも難しい、努力、技術その他、沢山の問題を抱えながらも前に進む・・そんなヒューマンドラマでした。
もっと知りたい方
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60%のネタバレ
練習中、腰に異変を感じながらも続ける西方はジャンプを失敗。
必死にリハビリをして医師からOKをもらい、五輪の代表に!と、頑張るが・・漏れてしまう。
前回の五輪でジャンプを失敗、金メダルを逃してしまった原田雅彦(濱津隆之)に託すしかなかった。
悔しい思いでジャンプをやめてしまおうか・・と、妻/幸枝(土屋太鳳)に言ってしまう西方。
そんな夫を心から応援する幸枝。
テストジャンパーに指名された若い後輩たちのためにも頑張ることに。
長野五輪で猛吹雪になり、試技が中断する事態に。
審判団は競技の結果、テストジャンパーが1人も失敗しない事を条件に出す。
25人のテストジャンパーたちが猛吹雪の中、ジャンプすることに。
史実であり、感動作なのであまりネタバレはしてません。
前も見えないほどの吹雪、25人全員が成功するのか?とハラハラのシーンでした。
ここまで来る選手たちの葛藤、悩み、嫉妬なども描いていて驚きも。
怪我でトラウマがある選手もいます。その選手がテストジャンパーで飛ぶことができるか?と、自分への挑戦も。
そして聴覚障害がある選手もいます。観客の歓声も聞こえない彼に聞こえたものは?
主人公・西方の正直な思い、葛藤、友情、嫉妬も素直な感情だと思いました。
リレハンメルでは原田の失敗で金メダルを逃し、長野五輪では代表から落選・・それでも仲間を支えた人です。
物凄い悔しい思いを抑え、仲間たちと一緒に「日本代表」として頑張っていた・・というのがよくわかる物語でした。
コーチも普段、きついことを言いますが・・テストジャンプする前、「危険だと思ったら飛ぶな」と、警告。
何よりも命を大切に怪我をしないようにと思い。
本当に感動する人間ドラマでした。
これを最初に見ていたら、あのスキージャンプももっと真剣に見ていたでしょう。
もう後半は涙、涙です(^^;;
悔しい思いがあっても仲間、友人たちなんですね。
そんな様子をも描いてる素晴らしい作品でした。
未視聴の方、おすすめ。
ネットフリックス視聴、プライムビデオでは有料です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)