信仰心の深い家庭に育った主人公が自由を求めた結果は?これだけ好きに生きたら人生後悔はないと思った作品。
ネットフリックスで鑑賞です。
2018年制作・デンマーク・167分
ジャンル ドラマ
監督 ビレ・アウグスト
脚本 アンデシュ・フリチオフ・アウグスト、ビレ・アウグスト
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
牧師の息子として育ったペア(エスベン・スメド)は技師を目指し、父の期待を裏切ってしまう。
貧しい生活だったペアは田舎を捨て、上流階級で成功しようとコペンハーゲンへ。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
ペアは悪く言えば頑固、自己中心的であり、自由奔放な男性。夢を見るのは良いけれど、周囲の人たちを振り回します。
プライドも高く挫折を知らない世間知らずが・・困難に遭う物語です。
女性の場合、イケメンなペアに口説かれたら・・婚約者がいても彼に行ってしまいます。
最初はレストランの厨房で働いていた仲間の女性と親しくなり、上流階級の女性と出会ってからは・・当たり前のように厨房での仲間を捨てます。
お金もないのに高級スーツを作り、上流階級の女性・ヤコーべを口説きます。
ただ、彼女はユダヤ系なのでペアとの恋愛に苦悩します。
ペアはプレイボーイではありません。不器用な方ですね。
ヤコーベは裕福な家庭なので援助も可能。
彼の工学は認められ、支援で夢が叶いそうになるのですが・・。
父が亡くなり、葬儀にも行かないペア。母から、父の思いを聞きますがペアは反抗します。
このシーン、どれだけ父親がペアを厳しく育てていたのか映像は出てきません。
ただ、ペアが異常に父親を毛嫌いしてるので驚きました。
その後、母親も亡くなり、兄から頼まれ故郷に戻るペア。そこで出会ったインガという女性に惹かれ・・結婚。
当時、妊娠していたヤコーべに別れを告げ(妊娠を伝えず)ます。
夢と支援のためを思えば、ヤコーべと結婚がするのが良かったけれど、貧しく育った彼は上流階級との生活を窮屈に感じてたのです。
悲しい別れですがヤコーべはペアに黙って堕胎。
数年後、子供を持ったペアは子育ての苦労を実感します。
ヤコーべは元婚約者の求愛を断り、恵まれない子供達のため、慈善学校を開設。
一方、妻・インガに別れを告げ、1人で生きるペア。
ヤコーべに手紙を書いて再会、自分で貯めたお金を慈善学校へ、と渡します。
再会を喜んだヤコーべですが、ペアが末期のガンと知り悲しみます。
内容はこんな感じで終わります。
特に大きな事件も起きませんが・・ペアの生き方に引かれて見てしまいますね。
周囲からは色々、非難されるペアですが自由にやりたい事をして、好きに生きていたのです。
幸せな人生だったと思います。
ジャンルはドラマなので、ペアの人生をしっかり見届けた気分でした。
ペアを演じたエスベン・スメドが素敵でおすすめ。
↑ 彼の出演作品「ある人質 生還までの398日」もすごーくおすすめです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)