アメリカの元黒人奴隷・奴隷解放運動家、女性解放運動家・ハリエット・タブマンを元にした作品。
驚愕で鳥肌が立つほどの内容でした。
ネタバレ度30%くらい
ストーリー
1849年、メリーランド州の農場で働いてる奴隷ミンティ(シンシア・エリヴォ)。
いつか自由に・・人間らしく生きることを願っていた。
ある日、奴隷主が急死、借金のため売られると知り、南部に売られたら家族と会えなくなってしまう、と逃亡を決意。
奴隷制が廃止されたペンシルベニア州フィラデルフィアを目指し、逃げる。
こんな流れです。
恋人と家族を置いて、160キロを走る。
逃亡は過酷で川に入ったり・・飲まず食わずのような日々。
猟犬に追われたり・・。
彼女らが歌うシーンがあるのですが、とても切なく胸に響きます。
すごい声量です。
逃亡した黒人たちを探す白人に協力する黒人もいます。これは生きるため。
そして、逃亡した黒人たちに協力する白人もいます。
ミンティが助けた黒人は数百人だと書いてありました。
本当にすごい映画です。
是非、観て欲しいですね。
この映画のWikipediaもあるのですが、ハリエット・タブマンとしてのもあります。それだけ有名な人ってことですよね。
驚くことが多いストーリーなのですが、1番鳥肌がたったのは、1863年、南北戦争中のサウスカロライナ州のシーン。
アメリカで初めて、20ドル紙幣の肖像にもなった人物。南北戦争中には、北軍のスパイとしても活躍。
黒人のジャンヌ・ダルクとも言われたそうです。
周囲の協力もあるけれど、彼女の諦めないという強い意志、素晴らしい作品でした。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★4.5個(満点5個)