16世紀イングランド国王の寵愛をめぐる女性たちの切ない物語。
2008年製作・アメリカ・イギリス合作・115分
ネタバレ度50%くらい
ストーリー
16世紀イングランド。
世継ぎに恵まれない国王ヘンリー8世(エリック・バナ)に長女アン(ナタリー・ポートマン)を差し出す貴族ブーリン家。
アンが世継ぎを産めば、一族は富と名声を得ることが出来る。
だが、王が気に入ったのはアンの妹メアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。
こんな内容です。
このアン姉妹の父、叔父が問題なのでした。
この時代、政略結婚が当たり前とはいえ、母親は娘たちを差し出すことに反対しています。
最初、嫌がっていた娘たちも父に逆らうことも出来ず。でも、野心家のアンはすぐにその気に。
国王ヘンリーは当然、女性は誰でも自分のもの、という考え。
メアリーは結婚してたのに・・堂々と不倫というか、人妻を側室にする図々しさ。
彼女らの父親がとても酷くて驚きでした。
長女がダメならもちろん!メアリーを!と差し出すのです。次第にドロドロ展開になり、仲良しだった姉妹が・・と、いう流れ。
ラストは衝撃でした。
ヘンリー王も女性は皆、自分のいいなり・・と思っていたので自由奔放なアンに夢中に・・最初、メアリーを好んでいたのに。
本当に勝手な男です。
アンの策略により、メアリーはとても傷つきますが優しいのです。
映像で出産シーンは見ますけれど、メアリーの時はすごかった。
とにかく世継ぎ!という時代なので女性は本当に辛い。
産めなければ用無し!って扱いにも。それを利用する場合もあったりして。
王妃は優しく堂々として風格もあり、素敵でしたね。
とにかくアンは悪い女、でもメアリーはアンを見捨てないのがすごい。
そして後半で姉妹の弟ジョージが悲惨なことに・・。
あり得ない!って驚きですがこの時代、お金、権力欲しさになんでもする人が多すぎる。
そして勝ち気なアンの欲が次第にエスカレートして・・と。
展開が早くて一気に視聴、とても面白かったです。衣装も豪華、見ているだけで貴族気分にもなれますね。
未視聴の方、メチャおすすめ。
ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンの演技にも引き込まれます。
ネットフリックスで見放題です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)