アニヤ・テイラー=ジョイが最高に素敵でした。このシリーズを知らない人にも見て欲しいですね。迫力あるカーアクションシーンと主人公の物語も引き込まれます。
IMAXで鑑賞。
2024年制作・148分・アメリカ・PG12
配給 ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日 2024年5月31日
原題 Furiosa: A Mad Max Saga
監督 ジョージ・ミラー
脚本 ジョージ・ミラー、ニック・ラザウリス
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
世界の崩壊から45年、暴君ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)のバイカー集団に拉致され、母、故郷、家族も失った10歳の少女/フュリオサ(アリーラ・ブラウン)。
ディメンタスは食料、ガソリンを求め、鉄壁の要塞(シタデル)のボス/イモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)と交渉、フュリオサは彼の元で過ごすはめに。
母を殺害したディメンタスへの復讐を胸に強く生きるフュリオサ。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
幼いフュリオサは目の前で助けに来た母を殺され、残酷なディメンタスへの復讐を誓います。
ただ、彼も家族を失い、子供の代わりにぬいぐるみのティディベアを持ち歩いていました。
何も話さないフュリオサに、ディメンタスは大事なティディベアを彼女に渡します。
彼女を「リトルD」と呼ぶディメンタス。
その点では子供に対して、少しは優しい気持ちがあったのかな、という流れでした。
バイカー軍団のボスであるディメンタスは、水や食料のあるイモータンジョーの砦に行き、闘うのですが負けてしまいます。
イモータンには命を惜しいと思わないウォーボーイが大勢いるため、バイカー軍団は負けたって感じですね。
2人の男の取引シーン、ここはイモータンの方が賢いのだ、と感じます。
ディメンタスの方はやはり、子供っぽいというか、抜けてる雰囲気もありキャラとして面白い。
見どころはもちろん!15分のアクションシーン。
ウォータンクが襲撃されるシーン、ここは無敵のドライバー/ジャック(トム・バーク)と相棒(メンテ担当)らが応戦。
物凄い勢いで人が死んでいきます。
(どうやって撮影を?って驚き)
このシーン、スタントマンは200人以上とか。
ジャックの相棒がやられ、フュリオサが代わりに闘いながら、車の修理をします。
結果、襲撃をかわしてジャックに認められるフュリオサ(アニヤ・テイラー=ジョイ)。
こうして次々と周囲に認められ、それまで隠していた身分(女性)でしたが、大人になって女性の姿を見せてます。
ジャックの相棒となってもフュリオサには復讐、故郷に戻りたいと思いがあります。
そんな彼女を理解、支えるジャックです。
フュリオサが腕を失うシーンはびっくり。あんな形で失うなんて。
確か・・弾薬畑を脱出するジャックとフュリオサが車の中で応戦中、腕を負傷。(記憶曖昧)
その後、ディメンタスに捕まったフュリオサは負傷した腕で吊り下げられます。これが逃げる時、千切れたのか、腕しか残ってなかったのです。
ジャックはこの時、殺されてしまいます。
最初にイモータン・ジョーと交わした契約を捨て、ガスタウン、弾薬畑(バレットファーム)、を襲撃するディメンタス。
この情報をイモータン・ジョーに教えるフュリオサ。
ディメンタスにジャックまで殺され、憎しみをたぎらせます。
これでボス2人の40日戦争が始まります。
5章に分かれ、フュリオサの物語を描き、復讐する流れになってます。
最初は可愛く幼い少女が桃を取るシーンですね。最後の方ではこの桃は大事な役目を果たします。
後半、ディメンタスとイモータン・ジョーの40日戦争があり、負けたディメンタスを追い詰めるフュリオサが復讐を終えます。
この方法がディメンタスを簡単に殺さず(殺せば、彼と同じになってしまう)、桃の種を彼に植え付け、朽ちるまで生かせていたフュリオサ。
植物の栄養はディメンタスの体?って感じでした。
年老いた彼の股間あたりから、木が生えて果物が実っていました。(かろうじて生きている)
個人的に好きなシーンは、弾薬畑を脱出するジャックとフュリオサですね。
彼女を逃そうとしたジャック・・でも危険!彼を助けに向かうフュリオサです。
それとディメンタスのバイク、3台を横に並べ「ベンハー」の馬車みたいにしてたのが面白かったですね。
最後、フュリオサはイモータン・ジョーの花嫁らを連れて脱出!
つまり、「マッドマックス怒りのデスロード」に続く・・という流れ。
エンドロールもこの作品の美味しい部分が流れ、見てない人は気になって仕方ない!でしょうね。
見ている人もまた、見たくなる「マッドマックス怒りのデスロード」となります。
この演出も気分が上がり最高でした。
アリーラ・ブラウンが演じる幼いフュリオサ!すごく良かったですね。美人で可愛い、きっと素晴らしい女優になると思います。
撮影シーンの砂漠も広大で、ウォータンクのアクションシーンにピッタリ。
ハラハラするというか、アッという間に終わった映画で長さを感じません。
改造した車類もとても興味深かったです。
これは絶対、映画館で見るべき作品でおすすめ。
アニヤ・テイラー=ジョイの作品として、「ラストナイト・イン・ソーホー」も不思議な物語で彼女にピッタリな映画です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)